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肌hack3

肌hack 日記 QOL

肌hackシリーズも3だ。

前回までのhackの要点

以下の2点にまとめられる。

  • 皮脂を洗い流したらハンドクリームなどでフタをする
  • 問題ない箇所にハンドクリームはむしろ問題を起こす

今回のhack

前回から時間が経ってもう少し詳しく分かったきたのと、問題が起きたあとの対処療法が分かったので書いとく。基本的な指針が分かって、これまた2点でまとめられる。

  • 基本的には異常がないときはなにも使わない
  • 問題が起きたらその問題にあった製品ですばやく対処療法する

まとめてみると、これ薬の基本だね。

皮膚のカサつき、ささくれには尿素入りクリームで溶かそう

肌の一部分、皮膚の一部が固くなってカサついたりささくれが出来たときは、タンパク質を溶かす効果を持つ尿素入りのクリームを使うと良い。固くなった皮膚は諦めて削り取るしかないのだ。皮膚が剥がれて薄くなったところにタンパク質溶かしにいったらもっとひどく……って思うんだけど、先日手を洗いまくって、ささくれとか皮膚のはがれがひどいときに尿素クリームやったらすぐに良くなった。その時はatrixのやつを使った。

アトリックス 尿素10%クリーム チューブ 60g

アトリックス 尿素10%クリーム チューブ 60g

尿素10%を超えると医薬品、超えないと医薬部外品なのかな?って感じ。医薬品だとケラチナミンとかが20%いれている。そのへんはお好みで。
なお、顔とか目の周囲、粘膜とかの皮膚がうすめのところは利用してはいけないとのこと。

痛みのないやつに予防的処置

予防的にも使える。痛みを伴わないささくれや皮膚のはがれがあったとき、普通に剥がそうとして血が出たりしない?そんなときは尿素クリームを塗り込んでからマッサージしてやるといい感じに柔らかくなって血が出ずに取れる。この使い方めっちゃ良くって、ささくれとか皮膚のはがれにイライラしなくなる。

瞬間接着剤対策に

瞬間接着剤でバキバキになった指に使ってもいい感じに剥がれた。肌hack感が強い使い方だ。

皮膚が赤くなったら炎症なので抗炎症成分が入ったクリームで対抗だ

冬場は特にしもやけとかあかぎれが起きると思う。かゆいやつだ。皮膚が赤くなっているのが特徴で、つまりは炎症なので抗炎症成分が入ったやつで対抗しよう。馴染み深いのでユースキンAを使っている。atrixの尿素クリームは抗炎症剤は入ってないので、皮膚に剥がれがあってかつ赤みがあったときは併用していた。

問題ない時

顔とか指先とかの皮膚がうすい部分のみ、お風呂やシャワーあがりにハンドクリームを塗っている。ニベアを使っているんだけど、合わないと腫れるらしいので、ワセリンとかのただの油でも充分。お好みで。

【花王】ニベアクリーム 缶 169g

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ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー 40g

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医薬品と医薬部外品と化粧品のハイローミックス

この辺のクリームは3つの分類にまたがって存在している。医薬品は効果が認められている成分を利用しているもので、医薬部外品は予防としての効果が認められているもの、化粧品はそれ以外。
通常、薬としての効果が高いというのは人体を害する可能性が高いので、基本的には肌の状態に合わせて化粧品から順番に使っている。表にまとめるとこんな感じ。

種類 使い方 僕の使ってる製品
医薬品 異常があった時 オロナイン
医薬部外品 異常の兆候時 atrix 尿素10%クリーム、ユースキンA
化粧品 普段のケア ニベア

皮膚の状態をよく見て、適切に使うといい感じの肌を保てる。ダメそうだなと思ったら医薬部外品で予防だ。医薬品は症状にあったやつでやってみて、それでもダメなら🏥だ。

制御可能である範囲

日記

ようやく大人になったと思う。自分の足で立ててる実感がある。嫌なことをされたときに、その場で異議申し立てさえ出来る。制御可能な範囲が広がりきったという感覚で、ここからさらに広げたいとはもう思わない。ここがベストだなという感じ。というか、これから加齢して動かなくなったりダメになったりすることが多くて制御可能な範囲は狭くなっていくのだろうし、もっと制御可能であると思っている範囲がこれ以上広がってしまうとDVとかパワハラとかになるんだろう。
ずっと自分が制御可能な範囲を広くしたかった。自由を求めてたと言えるかもしれない。でも自由の追求とは少し違うように感じる。外形的な自由よりももっと実質的な自由。時間はあるが金が無いとか、外出に不満げな顔をする家人がいるとか、そういうのがもうないということ。いろんな意味での抑圧をされたくなかった、ということかもしれない。
だから僕にとって愛は抑圧をし合うことや依存し合うことや所有し合うことではないのだが、お前は所有物にふさわしいと言外に伝えてくる人ばかりが愛を囁いてくる。めんどくさい。自分の欲望を自分で知ることが出来ない人だ。そこは自分で把握してほしい。

最近感じた現実でのSF感 12点

SF

2016年『SFだ』と思った、SF的想像力が刺激された事件ベスト10 - 見えない道場本舗
gryphonさんの記事をまねて、今年に限定せずに一気に書いてみた。順不同だけど基本的には時系列で最近のことを先にしました。

1. ポケモンGOで人の行動が変化したこと

Pokémon GO
一夜にして街中に人が溢れ、ポケモンの世界のようにみんなが町中でボサッと突っ立てる状態が生まれて現実がポケモン世界になってしまったのがすごかった。

2. 増田から火がついた『日本死ね』騒動

保育園落ちた日本死ね!!!
改めて読んだら短くて韻を踏まれた詩的な文章だった。『二条河原の落書』の現代版だけど、まさか増田から生まれるとは……っていう面白さがある。二条河原と同じく歴史に残るんだろうなぁ。「匿名ブログ→SNSで話題→国会の質問で引用される→流行語候補になる→選考委員が批判される」という流れはオーソン・スコット・カードか!っていうSF感。個人的には初めて政治と繋がりを感じられたこともあり、質問者の議員さんはそんなに好きではないが、これを引用したことに関しては良い仕事をしたと思う。

3. 中華スマートフォンタブレットに仕込まれるバックドア

萩原栄幸の情報セキュリティ相談室:電子機器に潜むスパイウェア騒動から身の安全を考える (1/2) - ITmedia エンタープライズ
士郎正宗の『攻殻機動隊2』でアイジャックという電脳手術時に電脳に視界を盗むバックドアを仕掛けるテクが荒牧素子のリソースのひとつとしてサクッと出て来るが、構造が全く同じでやばい。『攻殻機動隊2』では設計・製造段階で入れると電脳倫理法のおかげで見つからんよねーってなってたのに対して、現実には電脳じゃないから見つかったわけだけど、プロセッサレベルで仕掛けるやつもあるらしいし、それだと本当に見つからないかもしれないのでSFと地続きだなぁって思った事件。

攻殻機動隊 (2)    KCデラックス

攻殻機動隊 (2) KCデラックス

4. Stuxnet

核施設を狙ったサイバー攻撃『Stuxnet』の全貌|WIRED.jp
この事件「アメリカとイスラエルが電子線によってイランのウラン濃縮を撃破した」でまとめられるけど、どこのSFだよって思うよね。

5. ロシアのアメリカ大統領選への干渉

CNN.co.jp : オバマ氏、ロシアへの報復表明 米大統領選への「干渉」で
ロシアのStuxnetに対する意趣返しにも見える。嘘ニュースをばらいたってやつはプロパガンダとしては古い手法とあんまり変わらないけど。

6. WELQ問題に端を発するコンテンツファーム

DeNAのウェルク(Welq)問題関連ニュースまとめ - まなめはうす
AIよりも先に低賃金で人間に書かせる未来が来てしまった……。SFはAIが生身の人間が書くよりもより評判を得るAIライターを描いてきたが、そんなものよりももっとグロテスクな現実がやってきてしまったのである。ただの現代的な内職として見ると今までと構図が変わらないんだけど、きらびやかな印象のあるネット業界からのアプローチだからなぁ。
ところで『NAVERまとめ』に本来期待される役割をまなめさんのこのニュースまとめは担っていると思います。

7. みんな雨雲レーダーを見るようになった

weather.yahoo.co.jp
人類が雨に対する新たな感覚を持ったと言える意味でSF。小説とかに出てくる特殊な種族が3時間後の天気を予測してみせるみたいなやつをみんな持つようになってしまった……。雨雲レーダーに関しては僕はアーリーアダプターで、携帯からWebにアクセス出来るようになってこれ見られるようになってから、自転車での通学スタイルが大きく変化した。僕は一応ダイアルアップからのインターネット世代なので、天気予報を電話で聞くサービスから雨雲レーダーに15年くらいで移行してしまったのがマジでヤベェって思うわけです。

8. ソイレントの流行

完全食:ソイレントの夢 « WIRED.jp
アメリカを知っている人と知らない人で反応に差が出ると思うんだけど、アメリカを知っている側としてはさもありなんなニュース。たぶんアングロサクソン以外には広がらないと思うし、手法をみるとすごくローテクでSF的ではないがニュースとしては面白かった。

9. ロボットスーツに保険適用

厚生省、ロボットスーツ「HAL」に保険適用 歩行のリハビリに活用 - ITmedia ニュース
日本だとHALだが、ドイツでも適用始まってたような。ロボットスーツは10年以上前から見てきたけど、健康保険が適用されるとなると途端に身近に……というか福祉機器なんだっていう驚きも。つまりトヨタのウェルキャブとかとロボットスーツが同列になるというのがちょっとおもしろい。

10. パピーズ騒動

風雲ヒューゴ—賞2015 - SF行為記録保管所
アメリカSF界で繰り広げられているカルチャー戦争の犠牲になったヒューゴー賞 Sad & Rabid Puppies | 洋書ファンクラブ
ポリコレ風潮に対する揺り戻しのひとつだと思うけど、この事件は「イーガンの『万物理論』に出てくるジェンダー闘争だ!」って思ってアガった。これは日本でもおきえた問題だけど、SF界隈の歩んだ歴史が違う結果避けられた感がある。というのも、日本とアメリカではSFのカテゴライズのされ方が歴史的に違うからで、アメリカは未だにSFとファンタジーはまとめて同じ賞で扱うし、ラノベジュブナイルSFとしてSFに包括されている。日本だとラノベということでデカい市場が切り離され、ファンタジーもどういうわけか切り離されてアメリカに比べて極めて狭い範囲で賞レースが行われている。*1日本でさえラノベとSFの関係って慎重に扱わないと炎上するわけで、それが同じジャンルで同じ賞を争うと考えると……ねぇ。

僕はポリコレに関しては断然ポリコレ支持派なのでパピーズ側にはならないけど、一点だけパピーズに同情する点があって、それは最近のアメリカの賞を取るSFがつまらないという点である。アメリカの賞を総なめしたアン・レッキーによる『叛逆航路』は三部作で二部まで読んだがまぁつまらなくて、人称代名詞をSheに統一して性別が分からなくなり、登場人物同士の性的な関係は示唆されるが、それが男性と女性の関係なのかは分からないみたいな仕組みを入れているのだが、そんなものがない日本語からするとだからなんだよ!!!!ってつっこみたくなる……というのはさすがに難癖だからそれは置いとくが、その仕組みがお話につながるわけではなくて、その他のSF要素もすべてガジェット的に扱われてて、日本だとSF作家以外の作家、特に純文学の人が書く作品のほうが近いはず。*2 同じく割りと最近アメリカの賞を総なめにしたバチガルピもポリコレ作家て感じで、外挿して描き出したグロテスクな未来で現実に警告するタイプの作家で、短編(第六ポンプ)だと面白いんだけど、長編(ねじまき少女)だとポリコレの説教臭さが出過ぎてよくない。だからアメリカの賞に対して面白くねーよ!ってキレるのは間違ってないんじゃないのって思うというわけだ。

叛逆航路 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

叛逆航路 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

第六ポンプ (ハヤカワ文庫SF)

第六ポンプ (ハヤカワ文庫SF)

批判ばっかになってアレなので、これは余談だけど最近のアメリカのSFで面白い作家はケン・リュウ。最初に出た短編集の『紙の動物園』もよいし、その後に出た楚漢戦争がモチーフの中華ファンタジー『蒲公英王朝記
』もすごくいい。科学と技術に対する深い造詣でサイエンスをきっちり練り込んでいて、話の作り方もうまくてリーダビリティも抜群で非の打ち所がない!
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

11. センサーでわかる幸福感

日立、集団の幸福感を測定する技術を開発 - PC Watch
開発者が本を出していたけどまだ読んでない。幸せだから笑うのではなく笑うから幸せであるという話は結構研究者の間では有名なのだけど、感覚的にそれは認めがたいのが普通だと思う。技術をただ突き詰めた先にディストピア性を感じさせる典型的に優れたSF的ニュースだと思う。

12. 寿命が近いAIBO

“寿命”近づくペット型ロボットは今 NHKニュース (Web Archive上のNHKのニュース)
WELQもそうなのだけど、生物の頑健性って結構すごい。特に人間は日本人だと80年持つのが当たり前なのだが、通常80年持つ機械は家庭にはないから、大体のご家庭で一番古いものは人間だったりすると思う。そんなわけで機械の生命が人間より先に旅立つのは至極当然のことなのにものすごく不思議に思えるニュースだ。これを発売当時に想像できた人はすごい……。

おわりに

まとめてみると人間の強さを感じるなぁ。僕らは機械に期待しすぎてしまい、人間には期待しなさすぎるのかもしれない。

*1:日本SF大賞は別で映像、漫画、イベント、事件なんでもござれで、特に今年の最終候補リストは正直に申し上げて意味不明なことになっている

*2:石川達三とか思い出した

華の都にほしい歩行軌道占有権

日記 些細すぎる何か

世界最大の都市に暮らしているのだけど、世界最大な分、狭い道にたくさんの人、人、人って感じに人がいる。ボトルネックの場所なら世界中どこでもある混雑が、ボトルのネックだけじゃなくてボトル全域で混雑しているのが東京だ。毎日の通勤の苦痛は大都市ならどこでも同じだけど、歩いて苦痛を感じる頻度の高さは東京が群を抜いている。歩いて苦痛、別にレゴを踏んだわけじゃない。まっすぐ歩いているだけなのに、前から自転車が突っ込んできたり、横から前に割り込まれたり、集団が道を塞いでたりって感じだ。宇宙空間には軌道占有権が存在する*1が、ちょうどそれと同じように歩行空間にも軌道占有権……ほどまではいかなくてもまっすぐ歩くひとに優先権が欲しい……。しかしよくよく考えてみると、まっすぐ歩くという概念が難しい場所*2があったりするからもうよく分からない。電車の車内混雑を自由な出社時間で避けられても、人の混雑は避けられないのであった。

*1:今検索にかけたらほぼ天冥の標しか出てこなかったので存在しないかも

*2:横幅が極端に広く、縦には狭い上に柱があって階段があり、メトロと都営で改札が別れているが内部ではつながっている九段下駅とか

依頼している側なのに金の話をしない人間は全員地獄に落ちるべき

日記


タイトルでほぼ全て言い切ってて、このツイートで僕のソリューションも書いたのだけど、仕事をし始めたころ、そういう人ばかりが依頼をしてきた*1。直接ミーティングをしてもなかなかお金の話をしないから、日本社会では金の話を明け透けにするのするのは良くないこととされるし、それまで経験ゼロだったから仕事ってそういうものなのか?って思ったのだけど、結局そういう人たちは出来る限りお金を払いたくない人たちだった。安く請け負ってもその後にそれを取り返す良い話は来なかった。
だから、仕事を始めたばかりとか、まだ全然したことない人は気をつけて欲しい。金の話を自分からしない依頼者はダメだということだ。まぁ、仕事の依頼というのは、いきなり具体的な金額をつけて来るものではないので、より具体的なソリューションに落とし込むと、最初のメールの返信で、仕事の形(納品するのか?講師なのか?コンサルなのか?)と予算を聞いて、そこで明確に答えられないようならお断りするというのが良いと思う。予算聞くと見積りを出してと言う方は多いが、そのときは人日5万円で出すと良い。

例外

例外はある。お金と釣り合わないけど受ける仕事だ。それはその仕事単体で次に繋がるもの(新しい技術を試せる、自分がやったことのない分野である等)のみを受けている。そこでは「人のつながり」というものはあまり考えない方が良いというのが僕の結論であり、TwitterでもたまにRTで流れてくるくらいには一般的な処世術である。単体でクソな仕事を頼む人というのは大抵クライアントとしては良くないのだ。

*1:ツイートにもあるがそういう人の金を出さないバックグラウンドとして社会人以外を舐めてる日本社会というのは絶対あると思う

超優秀だけど就活には失敗したんで✋

日記

わたくし世界を股にかけるグローバルなOLな熊なのですけど、就活には失敗したんで恨みがあるんですよ。今でも"就活 死にたい"で検索してここのダイアリに来る人絶えないぐらい恨みのこもったエントリ書いたこともあるし。
ほいでな、就活エリートマジムカつくんすよ。そういうやつらクライアントに多いし。僕より出来ないのに年収上だし。そのくせ「えー!就活ってさー、そんなに難しく考えなくていいんだよ(^_-)-☆」みたいなこと言われると、お前ちょっと大久保病院の裏手に来てくれる?って詰め寄るレベルで怒りが湧くんで、きのう増田のエントリ読んでまぁそういう怒りが沸いたんでこの記事書いたんす。*1
anond.hatelabo.jp

ビジネス的なモード

就活エリートたちって大抵、外形的に優秀なんすよ。コミュ力に優れているってよく言われるけど、優秀そうな外見、言動、声質とかがあるんす。ここで「優秀そうな」は「ビジネスできそうな」と同じ意味です。それ全体をビジネス的なモード*2と呼ぶことにするね。ほいで見た目は分かりやすいじゃん、でも他の部分も結構効いてきて、そしてそこもまたDNAを超えられないのがあるんだよ、声とか。DNAじゃないようにみえるところ、言動とか立ち振舞とかも、実際21とか22になると変えるの難しくなりますからね。
でも、そういう外側からのぼんやりとした印象がビジネス的なモードに合ってるかどうかというのはすごく強く人間に影響を与えてるんだ。そして、僕にはそれがない。DNA的にもそれ以外でも。就活中はなんとか合わせようとしたけど、結果はついてこなかった。

技術(もしくはその伸びしろ)だけじゃダメだった

就活において技術は重要ではなく伸びしろが重要なのは言うまでもないけど、今はハイパー優秀な熊*3なんで、技術的な伸びしろは感じてもらえてて、だからCTOとの面接まで行ってその次の社長で落ちたし、3回目の技術者との面接の次にディレクターに会って落ちたとかもあった。

実績あれば技術で殴れる

学生が技術あっても就職できないのは、実績がないからで、実績というのは具体的にその技術の対価にお金を得たか、ということ。なので、技術持ってるし!って感じのひとはさっさとバイトでいいから働いて、こういうもの作りましたよって言えるとビジネス的なモード持ち合わせてなくても👌になるから👌になろう。
僕がこれでもう大丈夫だなって思ったのはiOSアプリで、iOSの根本はNEXTSTEP時代の優れた設計が底流にあるんだけど、そこの雰囲気つかめてGUIアプリならまぁもう大丈夫だなこれはってなったからなんだよね。そして、もうひとつ大事なのは他の人との調整で、ディレクターと他のパートを担当するエンジニア(Webサービスだったらサーバサイドとか)、あとデザイナー、そして上層部とのやり取りや根回しにiOSアプリの開発で慣れたので、少なくともiOSエンジニアとして最低限は満たせたなと思ったわけ。それに加えてiOSエンジニアって引く手あまただから困ったらiOSをフルタイムでやれば大丈夫という思いが強く自分を支えていて、最近ようやく自己肯定感が出てきて行ったことのないフルーツパーラーを巡れるようになった*4

技術で殴れるお仕事

そもそも技術で殴れるような引く手あまたの仕事、どこに転がっとるんじゃいっていう話だけど、自分の肌感覚だと以下の仕事はそんな感じ。Web系じゃねーか!って言われるとまぁ近いところにいたんで✋ってことで。他にこれも!っていうのあったら教えてください。

  • iOSエンジニア(まだAndroid出来なくても売り手市場ぽい)
  • Androidエンジニア
  • サーバサイドエンジニア(クラウド出来る人)
  • 看護師(国家資格だけど医者よりは遥かになりやすく引く手あまた)

ビジネス的なモードふたたび

いくら優秀になってもやっぱりビジネス的なモードからは逃れられなくって、そりゃビジネスだからそうなんだけど今でも初対面だとアシスタントで入ってる学生みたいな軽い扱いされるんで、人のスキルも見抜けない上に人によって扱いを変える愚か者めって思いながらミーティングしてます。基本的なラインを確認せずに終わりそうになったらアホっぽい感じで聞いてあげてます。ビジネス的なモードって優秀なフリをしたがるから、そこは当然分かってますよ〜みたいな顔したがるんで、特にそっちのモード持つこと諦めた僕からだとその抵抗ないので聞けるんだよね。ほら、優秀な🐻だからね。

おわりに

ビジネス的なモードというやつはビジネスマナー研修とかで作られたりするので、そこ全てに逆らって生きよう、そう思ったのが就活の失敗というイベントで、だからそっちに迎合したら年収が100万円上がるとわかっても迎合しない熊生を送るつもり。やっぱ松下幸之助よりラリー・ウォールっしょ!怠慢!短気!傲慢!

*1:書き終わった今見てみたら、前書いたエントリと同じ流れで書いててこの熊進歩がない……!て思った

*2:ここでのモードとはファッション的な意味合いで捉えてくれ!

*3:ひとりで案件取ってきて、全行程担当して、ひとりで現地語喋れない海外行って設営して帰ってくる

*4:笑い事ではなく、一時期は失敗する余裕がなくて行ったことのあるチェーン店しか入れなかった

大学の良さについて(いわゆるFランも含めて)

日記

日本の大学全体について、いわゆるFラン、低偏差値の大学は必要ないとかトップ校だけを残して集中させるべきとかって意見を結構見かける。これに対して統計的な反論として、いわゆる低偏差値の大学でも学力が向上するし意味あるよっていう話はSYNODOSかどっかで経済学者がしてたと思うのだが、それはさておき、僕はそういう統計的な面からではなく、大学という場所が提供するものそのものに良さがあってそれは、大学のレベルの差に関係なくあると思うので、大学の存在ってすごく良いと思ってる。だから大学の数を減らすよりもむしろ増やして学費を無料にし誰でも入れるようになってほしいのだ。じゃあ具体的にお前の考える大学の良さってなによ?ってことになるが、理不尽が少ない場所であること、学問をする場所であることの2つだと思ってる。

理不尽が少ない場所

僕の人生の中で、最も理不尽が少ないのは大学だった。大学を出て働きだしたら理不尽なことが多かったし、その前の義務教育と高校もまた多かった。一方、大学は理不尽なこと自体は他と同じくそこそこあるが、デカい理不尽、パワハラやセクハラみたいなことが全然少ないというかほぼなかった*1。あったとしてもちゃんと報告すればちゃんと対応されるんだろうなっていう安心感があった。大雑把に言うと大学にいたときが最も自分が人間として扱われている*2と感じた。

学問をする場所

大学とは学問をする場所である、ということに誰も異論はないだろう。高校まではそうではないからしんどかった。高校までの先生は、何かの教科を教えている仕事を権力関係を確認し教え込む仕事の補助でしている、という人ばかりだった。国語の作者の意図を問う問題と同じで、実際に作者がそう思ってることよりも、ある思想がありそれに基づいてる答えを出せというやつで、先生たちは生徒の学力が向上することよりも扱いやすい人間であることの方が喜ぶんだなと思っていた。先生たちの意図したとおりにぶつくさ言わずに動くことが求められている、と。質問とか議論とか全然推奨されなかった。高校までの教育でそれに慣れたので、大学でもそんな感じでいたら、どうも大学の先生たちは違うな……と3年目ぐらいで気づいた。質問しても嫌がらないし、言われたことなんでもしますよって姿勢をしても喜ぶことはない。そこで恐る恐る自分の意見とか言ってみたり、先生の意見に反発してみたりしたらむしろ面白がってくれて、ああ、本当に自分の意見を言っても怒られないのだと気づけた。プラトンが質問とそれへの回答という形で著作を残したように、学問において質問というのは大変重要で、大学の先生が質問を喜ぶのはごく自然のことなのだが、個人的にはここの体験がとても大きくて、洗脳から解けた、というぐらいのインパクトがあった。
研究が学習と本質的に異なることを知れたのもまた、面白い体験だった。スキルを身につけることと知識や体験の探求というのはぜんぜん違う。研究という手法をうまくやれるかどうかは、知識量の多寡では決まらなかった。基本的には試行錯誤で、しかし試行には大量の失敗がついてくる。でも受験勉強では大量の失敗という経験を提供してくれなかったので、当初はまったく慣れなかった。そのうち受験勉強と同じ列にあるものではないことに気づいて、むしろこれは図画工作とか美術の授業側だって気づいた。中等教育では傍流とされている科目が研究においてはこんなに重要とは……と振り返ってみて改めて思った。

おわりに

大学の良さとしてあげた上記2つは相互に関わっていて、学問をする場所である、という分かりやすい目的があるから理不尽が少ない(学問をする場所だよねーって合意があり、基本的に規則等がそれに沿うから)という面もあるし、学問というのはそもそも理(ことわり)の追求だから理が不尽であることが少なくなるということもあると思う。そんな大学に入って、なんて自由でいい場所なのだ!って思って大学出たら、また不自由や理不尽がやってきて改めて大学の良さを噛み締めてるので書いてみた。一旦働いてから大学院に入ったほどだしね。今、大学は国の方針で変えられようとしていて、これらの良さも無くなってしまう方針が垣間見えて、それがとても残念だ。

*1:但し学生の場合のみで教員や職員の場合は話が別だと思う。非常勤講師問題や雇い止め、運営交付金の年1%減など

*2:今働いてる環境もそうなのだが、前はそうではなかったので勝ち取った感じが強く、無条件で人間扱いされない絶望がある