バージニア工科大学銃乱射事件

これ、事件起きて二日目ぐらいの時に書いたんだよね。でもどうしようか迷った。犯罪者を擁護するのはねぇ、しかもこの意見に共感できる人間ってのは少ないだろうし。今ならそんなに話題にならないと思うから公開してみる。

なんかね、BSつけてたらABCのこの事件の特集やり始めて、犯人の動機をまず焦点にして、色んな人が分析してるんだけど、まったく頓珍漢に感じられて、次は、死んだ人間の友達とか。なんかえげつない。こんな番組流すなんてって。結局切ってしまった。


僕は何を言われようと、この容疑者の韓国人を擁護する。各種報道で言われてるのは目立たなかったってことだけ。まーつまりネクラで陰気でって連想されて悪いイメージだけど、単純に引っ込み思案だっただけだと思う。でもアメリカ社会はそれを許さない。許さないと言うか、なんというか。とにかく声が大きい方が得をする社会だから、引っ込み思案な人にはとても生きにくい。それで僕もノイローゼになったんだから、とてもじゃないけど人ごとに思えない。


例えば、成績にしても、もし教授に付けられた成績に不満があったら教授と話し合いに行く。なんでこんな成績なんですか?って。日本でもあるだろうけど、これはとても普通なのがアメリカ。つまりそれでまぁ滅多に無いけど成績が上がったりするんだよね。とても引っ込み思案な僕には出来ない。だけど不公平感が残るんだよね。あいつは声大きいだけなのにあんな成績取りやがって的な。


アメリカ社会の排他性に当たったんだと思う。特に大学はそういうのが働きやすいと思う。そもそも引っ込み思案が少ないから固まれないし、一旦出来たグループの中にはなかなか入れない。ましてや、引っ込み思案なら。結果、大学内で孤立。受け入れてくれない周りを恨む。特に容疑者は韓国人だからアメリカを憎む的方向になっての大量殺戮だと思う。


ここまで書いてたことは、ほとんど自分の経験。だから違うかもしれないけど、最終的に、銃があったら乱射してるだろーなと思うぐらい追いつめられたから、この容疑者が他人に思えなくて困る。


で、さっきのABCのえげつなさなんだけど、つまり容疑者は完全に負け組で、死んだ人間は悲しんでくれる友人が居て、その人達に言わせると、明るくてかわいくて、みんなの中心とか言われていんの、何この勝ち組。だからね、容疑者は目的を果たせて良かったと思ってはいけないだろうけど思ってしまう。一番恨んだのはそう言う人達だったから。


そう言う人達って、いかにも幸せーオーラを持っていて、他人を見下していて、他人の迷惑を顧みずに寮でうるさく騒いでって人が多かった。アイスホッケー部とかそういうの。アメフトとかさ。


で、僕と違って、もう韓国に戻れない容疑者は、完璧に追いつめられたんだろうな。

アメリカ社会がもう少し懐が大きいといいのに。