書き出してしまいたいひとりごと

ゆとゆとは今日も元気ですと言いたい。の前身の「ボーダーの上」時代の発掘エントリ。

実は、プロフィールをいじった通り、今、アメリカ留学中です。こっちに来てもう4ヶ月。早いものです。


こっち来てからの人生は酷い物です。それまで幸福だっただけに。とりあえず言葉が通じない。全然ダメ。話が続かないから友達は出来ずじまい。アメリカ人の生徒、特に同学年(Freshman、一年)は本当に付き合いづらい。鬱陶しい絡み方をしてくるのも居た。うちの学校はアメリカ人以外が少ないから、珍しく思って絡んできたみたい。こちらから避けた。だってそんなのはイヤだったから。


学校では8割ぐらいの生徒は、寮に入ります。部屋は二人部屋が標準。いわゆるルームメイトが居ます。このルームメイト、取っている授業が同じだから良かったと思っていたけれど、かえってだめだった。ルームメイトはアイスホッケーの部活に入っていて、朝は5時起きとか。こちらは日本人なので大体夜型。当然、生活リズムが合わなくなって、さらに、ルームメイトとこちらの体感気温の差が激しく、こちらは寒いのに、向こうは窓を開けて、それでも暑いと言ったり。結局、部屋が変わることに。向こうが出て行ったけど、こちらに誰かは居る事も無く、今は一人部屋。


昔は、ルームメイトが寝ている間、なんとなく縮こまりながら、ネットをしていた。かなりストレスだったけど、それのお陰で恐らくネットを、あんまりせずに済んでいたんだと思う。今は、たがが外れてしまって、深夜までどころか、朝までやってしまったりしてます。こっち来て、どうしても日本語を欲してしまうみたい。授業が終って戻ってきたら速攻ネット。そのまま何時間もというパターンばかり。


友達が出来なかったとは書いたけど、一応何人かは出来た。一番仲がいいのは、Senior(3年)の子で、タイ、アメリカのハーフ。日本とかアジアのキャラが大好きな女の子。そしてその子のルームメイトのアメリカ人の地元の子と、ハーフの子の彼氏とその友達。とか、タイの子の友達が一番多いかな。というか、それ以外は、、、あまりないです。授業が4つかぶってる子とまた他に授業が同じ子、何人かもすこし仲がいいかな。でも、遊び友達はタイの子ぐらい。その子も2週間に一度は家に帰ってしまうし。彼氏がいるから遠慮してしまうし。八方塞がり。


こうしてストレスがどんどん溜まってネットに嵌って、でもやっぱりネットに嵌ってても何も解決しない上に、逆に抜け出せなくなって、悪い循環。下りの螺旋階段。最近は授業にも悪影響が出てしまって、授業を集中して聞けなかったり、さぼったり、宿題がやれなかったり。もう泣いてしまうぐらい。というか一体何度泣いた事か。もともと辛い事があると、泣くタイプの人間だったけど、アメリカ来てからは、毎晩のように泣いた時もあった。


アメリカ人の友達に頼れないなら、当然頼るのは日本人。ネットのお陰で、特にスカイプのお陰で、タダで電話が出来てしまう。毎晩のようにスカイプでしゃべる。向こうも同じような境遇の日本人。こっちに来てから知り合った人たち。それが多分、逆に状態を悪くしている気もする。でもとにかくすがってしまう。日本にいる友達とは携帯にメールする。mixiで連絡したりもするけれど、mixiは疲れてしまったからもういい。あの独特の圧迫感というか見られている感が耐えれない。衆人環視のコミュニケーションのよう。でも携帯にメールする相手は一人だけ、というかまぁ遠慮してしまって、いつでもメール出来る相手は一人。まだ一人でも居るなら良い方なのかもね。家族にはあまり落ち込んだところを見せたくないという無駄なプライドのせいで全然頼ってないです。


ストレスが溜まったら、発散する方法と言ったら、買い物とか、食べるとか、出かけるとか、はしゃぐとか、そういうことなんだろうけど出来ない。学校はかなりの田舎にあって、一番近くの町まで車で30分ぐらい。距離にすると果てしなく遠い。とてもじゃないけど自転車なんか無理。だから何にも出来ない。車なんか持てるはずないし。免許も持ってないしね。一応学校の前に何軒か店はあるんだけど、食料品店が一店だけで、高いし、品揃えも良くない。他は、保険屋とか、床屋とか、ダイナー(喫茶店みたいなの)とガソリンスタンド。ある意味監獄。砂漠の真ん中の刑務所みたい。


あるとき、授業がかぶりまくってる友達と、授業で美術館に行けと言われたから、一緒に行ったその帰りに、ここにずっと居るのは良くない、外に出るのは必要だよって言ってたのがなんとも印象的でした。


でも出られないんだよね。一人じゃ。


もどかしい。こんなにアメリカ人が冷たいとは思ってもいなかったし、英語力も数ヶ月いればかなり上がるだろうと思っていたのも間違いだった。日本にいたときもそれなりに壁にぶち当たってきたけど、今は壁が厚くて、高い上に、何枚もそびえ立っている状況。悔しい。でも一番悔しいのは、友達が出来ない事。これって友達って言うのかなって悩んだり。行動の仕方が違うから戸惑いっぱなし。


引っ込み思案な自分を直すためにアメリカに来たのに、余計受け身になっている自分が悲しいです。受け身じゃダメだよって言われて頑張ってこちらから動いたのに、結果が得られなかったから、もうどうでも良くなってしまった。同じ時期にアメリカに来て、幸せそうにやっている人達に激しく嫉妬してしまう。だからmixiも出来なくなった。こちらで浸透しているfacebookもまた、アメリカ人達の華々しいパーティとかを見るのがイヤになって、全然出来ない。見るだけ。そりゃ、この状態がダメなのはわかるけど、どうすればいいのか。解決法は分かっている。友達が出来ればいい。それだけ。でもそれってやっぱり難しい。日本にいるときもあまり友達多くない方だったし。ドロップアウトするのもありかと思うけど、お金を出してくれた親になんて言い訳をすればいいのか。それに、何より、自分が納得しない。また八方塞がり。とにかく今は耐えて、耐え忍んで、この学期を終わらせるしかないのかな。


実感として、アメリカで生活するのは簡単かもしれないけど、アメリカに馴染むのは本当に大変。やはり高校ぐらいから行くのがいいみたい。実際、知っている留学している高校生は英語を覚えるのが早いし、あっというまに馴染んでしまった。つまり彼らは日本人であるという事に固まってないのかもしれない。まだ発展途上なんだろう。大学生より上はもう完全に日本人なんだろうな。これを崩すのは難しいから、上に積み上げて行くしか無いけれど、やはり効率は劣る。どっちが幸せかは分からないけど、まぁ自分は苦労しているけれども大学でこちらに来て良かったと思います。だって日本の高校行かなかったから、日本の事をやはり、あまり知らない状態になっていただろうから。


かなり支離滅裂で、恥ずかしい、暗い文章を書いてしまってますね。でも書いて少し楽になったかな。なかなかこういう事ってリアルの方では言えないし、書けないからつい。次のエントリには引きずらない予定です。