最近はマンガばっか読んでるよ、ということはないけど、やっぱり手軽さと読み始めやすさではマンガのほうが上過ぎるよね。
- 作者: 金城一紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
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さて、金城一紀のGO。実はこの人知らなかった。読んでる途中で直木賞受賞と、文庫の裏に書いてあるのに気付いたんだけど、全く知らんかったなー。他に何か書いてるの?
ストーリーとしてはボーイミーツガールに在日の問題を付加し、暴力をスパイスに入れた感じ。
主人公が喧嘩にべらぼうに強くて、父親がさらに主人公より強いんだってさ。なんでこう男性作家は暴力に頼るかねぇ。そういうの嫌い。
さて、もう片方の主役であるヒロインの方も、最初の描かれ方は良かったのに、後半になってくると、どうも作者のご都合で性格が決められ、行動が決められているような違和感が増えて来て、読んでるこちらが冷めてきたよ。
いいなと思ったのはこの部分。
桜井は子供がするみたいに、道に落ちている小石を蹴ったり、電信柱のひとつひとつにタッチしたり、といったようなことをしていた。
こういう精神忘れていたなあと。