となりの駅

 今、コーヒーを飲んでるから当たり前なんだけど暑い。30度以上いかないし耐えられない気温じゃないからと、名古屋から戻ってから冷房は一回もつけてない。この前の天候不順時寒くなったりしたのもあるけど。でも、今は蒸し蒸しとした暑さが戻ってて、朝起きると汗でグショグショなのが当たり前になった。暑いねー。
 先週、駅前に置いた自転車が回収されてしまったので、自転車の保管所まで徒歩で取りに行った。保管所はひとつ先の駅にあるんだけど、うちはその駅と最寄りのほぼ中間にあるから、偶然近いところで運が良かった。近いとは言えうちからその駅までは分断されてて、まっすぐな道がない。だから住宅街の細い道を線路沿いに縫うようにして歩いた。意外に坂があったり、林が突然あったり畑もちらちら、駅の少し前では舗装されていない歩道(なぜか街灯はある)を歩いたりして、線路の反対側に通じる地下通路から駅。普通の地上駅だからこちらからホームの様子が見えるんだけど、ホームとほぼ同じ高さの目線でホームを見るとなんか不思議な感じがする。空気が違う…のかな。
 このあたりの住宅街は新旧入り交じってるせいか、道のすぐ横に窓があって居間がある家があったりして、道と家までの距離が狭く変な気分にさせられた。生活が公共にはみだしてるというか。
 道がうねうねしてたり、芝生な公園があったりして結構楽しい散歩だった。駅から保管所までも結構あったけど。保管所ではおじいさんがふたり働いていて、藤沢の放置自転車の半分が集まってた。駅名を言ってその中から自分の自転車を見つけ出して、お金を払って自転車で帰路に。保管所は川沿いにあったから、川に沿っている道で帰ったんだけど、こちらは行きとは違って延々と田んぼ。田舎。川を挟んで田んぼがあって、さらにそれを挟んで河岸段丘に住宅街が出来てる。もちろん線路側の方が家は多い。