池田亮司展

展覧会の入り口付近にある開催概要が、日本語と英語で違っていた。日本語では具体的なことは書かれずほんとに概要なのに対し、英語では作品名もあげてのすこし詳し目の解説。開催概要にはたまにこういうことがあるんだけど、やめてほしい。なんでわざわざ変えるのかな。

中身について

とても細かい数字が彫り込まれていたり、プリントされている作品がいくつか。横にして机の上に置いてあるものと、壁にかけてあるもの、フィルムに映っているがある。壁にかけてある方は、自分が数字を認識出来る距離とそうでない距離らへんで顔の位置を動かして、数字が現れる瞬間、自分が模様を数字を認識する瞬間を楽しんだ。
5つの巨大なスピーカーが置かれている作品。スピーカーのある空間を自由に歩き回れる。最初は音が鳴ってなかったから、スピーカー自体が作品なのかと勘違いした。しばらくして対になってるスピーカーのちょうど真ん中で、中腰姿勢になると音がスピーカーから聞こえることに気付く。そうこうしているうちに音が鳴りだし、自分がいる位置によって音が変わることに気付く。さらに、おのおののスピーカーと自分の位置によって違うことにも気付く。しかし、時間軸的にも音が変化しているからわけが分からなくなってくる。最終的に、自分とそれ以外の人が同じ音を聞いてるのか分からなくなった。

個人的なメモ

数字を認識する瞬間は、それだけを切り出して作品に出来る。
秋学期に作ってた4つのスピーカーを使う作品はパフォーマンスとして5つのスピーカーの作品の状態に観客を持っていってもてあそぶもの、にしてみたい。