雨雲レーダー、または気象レーダーについて

ウェザーニュースの雨雲レーダーを見て天気を判断するひとなので、そこらへんを少しメタに見てまとめた記事を書こうと思って、雨雲レーダーについて調べたら意外に深みにはまったのでまとめときます。ウェザーニュースの雨雲レーダーはこれ。
http://weathernews.jp/radar/

気象レーダー

まず、雨雲レーダーというのは正確な表現ではなく、気象レーダーが正しい名前で国土交通省水管理・国土保全局と気象庁、自治体等が設置している。正確にはとりあえずWikipedia参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
現状では時間分解能が5分毎。空間分解能が1kmメッシュになっている。ウェザーニュースだとWeb版では5分毎、iPhone版では10分毎の過去画像が見られるようになっている。空間分解能は恐らく同じ1kmメッシュ。

XバンドMPレーダ

現在一般に使われている気象レーダーの上を行くのがXバンドMPレーダー。
http://www.river.go.jp/xbandradar/index.html
このレーダーは時間分解能が1分毎、空間分解能が250mメッシュという高性能なレーダーで割と各地の人口密集地に設置されている。まだ試験運用らしいが、ここのデータは本当のリアルタイムで提供される上、位置的な精度でも250mメッシュになったお陰で、今自分がいる場所で雨が降っているかどうか、が分かるようになっている。マジ未来。

その他

レーダーではないんだけど、今ここで雨が降るかどうかの予報として、気象庁は「降水短時間予報」と「降水ナウキャスト」のふたつの予報を出している。短時間予報は1時間毎、6時間先までの予報でレーダーと同じく1kmメッシュで出される。そして降水ナウキャストの方は、更に短時間で5分毎に1時間先までの予測を出している。
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/

まとめ

調べるまで降水ナウキャストの存在を知らなかった。ウェザーニュースの雨雲レーダーの予測は1時間毎になっているから、それしかないものだと思っていた。つまり、1時間先までの今すぐの状況を知りたいなら降水ナウキャストを見るのがよくて、局地的な雨雲の動きが知りたいならXバンドMPレーダーを見ましょう。 有名な東京アメッシュでもこのレーダーの情報は見られます。