2012年初頭版MacOS向けOpenNIインストールガイド

という経緯がありKinect使ってみよー(正確にはKinectOpenCVを連携させる)と思ったら結構右往左往したので記録せんとするなり。

前提知識編

さて、まずは前提知識といこう。Kinectを使うには、Kinectの開発元のPrimeSense社が提供している*1ライブラリ、ドライバを入れる必要がある。ライブラリのOpenNIと、ドライバのSensorKinect、ミドルウェアのNITEの3つである。OpenNIがドライバなどとの役割を抽象化しAPIを提供している。NITEは入力画像を元に骨格の取得などをしており、こちらもOpenNIからアクセス出来る、そういう構造のようだ。

インストール編

Mac で Kinnect & OpenNI - hakobera's blog
基本、こちらのエントリを参考にインストール出来たのだけど、1年前のエントリなのでちょこちょこ細部が違ってきていたんで、違いを書く。

違い1. libfreenect用のFormulaの取得

そのまま実行したらリダイレクトされずに取得されたので、こちらでやったらいけました。ちゃんとした方法ある気がするけど知らん。

curl --insecure -O "https://raw.github.com/OpenKinect/libfreenect/master/platform/osx/homebrew/libfreenect.rb"
curl --insecure -O "https://raw.github.com/OpenKinect/libfreenect/master/platform/osx/homebrew/libusb-freenect.rb"
違い2. SensorKinectドライバのインストール

最新版のREADMEによるとインストール方法が違う。
まず、

  1. "Platform/Linux-x86/CreateRedist" に移り
  2. "./RedistMaker" でスクリプトを動かす

コンパイルがはじまり割と時間がかかるけど、終わったら、

  1. "Platform/Linux-x86/Redist" に移動して
  2. "sudo ./install.sh"

でおしまい。

違い3. NITEのインストール

ダウンロードページが変わりちょっと手間取った。まずここにアクセス。
http://www.openni.org/Downloads/OpenNIModules.aspx
downloads optionを、

  1. OpenNI Compliant Middleware Binaries
  2. Unstable
  3. PrimeSense NITE Unstable Build for MacOSX 10.6 Universal x86/x64 (32/64-bit) v1.5.2.7

をそれぞれ選んでDownload。Mac版は今のところ*2stable版はないので、この選択だけど、そのうち出るかもしれないのでチェックしとくと吉かもしれんね。
後は同じ。おつかれさま!

*1:正確にはOpenCVの開発元などとの共同

*2:2012年1月2日現在