他人の力を借りられるか

ダンコーガイが金持ちとは他人の力を借りられるやつとか言ってた。金持ちか否かはともかくとして、平均寿命がより長いのは確かに他人の力を借りられる人のほうが長そうである。それと同根の話として、どこかで人生詰む人の特徴としてまずい時に他人に助けを求められずにより状況を悪くするスパイラルにハマっているというのがあったが、実体験として腰痛いけどまだ生きていける大丈夫と放っておいてからのヘルニアとかあったので、当てはまってるなーと思ったりする。
このスパイラルの極悪なところは、他人に迷惑をかけたくないが一番の原動力であったりするのに、結果として他人にかける迷惑を最大化してしまう点である。問題に気づいた時点で報告したり助けを求めたりした方が、いつまでもひとりで抱えて完全にひとりで背負いきれなくなってから助けを求められるより、相手の負担も少ない。そうして、どうしてあなたは問題を抱えるんですか?と評価を落とし、自己評価も落ち益々一人で抱えていく……なんか書いていて悲しくなってきた。
自己責任を過剰に求めると、このスパイラルにはまる人が増える。対策としてはラテンのノリになるか、クズなノリになるか、他力本願の教えを学ぶかといったところだが、個人でする対策としては性格を変えることなのでちと難しい。たぶんメタ認知(今僕がこの記事を書いているみたいなこと)には一定の効果がある。個人の行動で解決する方法だけでなく、システムとして解決する方法もちょっと考えておきたいところ。