男性向けカジュアルファッションガイド

男子大学生と話す機会が増えた結果、たまに服をどこで買えばよいのか分からないという話をされるので、書いておく。基本的にはベーシックでダサくないカジュアルな格好(無難な格好)をどこで買えばいいのかという話。

目的

ワードローブ(今持っている服の集合のこと)の充実を目指す。一人暮らししていると、どうせ部屋も狭いし、少ない服で多種のまともなコーディネートを構成可能にすることを充実と定義するよ。あと個人的に楽な格好(着てて楽、温度調節が楽とか)が好きなのでそういう視点で書いていく。

アイテムそれぞれについて

基本の服飾アイテムはそれぞれのジャンルごとに最低2つ持つ。同じ服を着続けると痛みが早いし、それが壊れた時に困った状況に陥るので。重要なジャンル順に何を買うべきか書いていく。

靴はコーディネートの起点で最重要アイテム。これからの季節だとローテクかレトロなスニーカーとデッキシューズあたりを持つと汎用性が高いです。夏ならビーサンとストラップのあるサンダル(ビルケンシュトックとか)の2つがあれば良いと思う。

ボトム

2本だけで行くなら、ネイビーのノンウォッシュのスキニージーンズを一本と、スキニーよりは太いぐらいの細めのチノパンかコーデュロイパンツあたり。チノパンかコーデュロイパンツは個人的にはマスタードか茶色がオススメだけど、黒、グレイ、カーキ、ベージュあたりのアースカラーでもOKなのでそのへんから好みでどうぞ。
ここからバリエーションを増やすときは、今まで買ったものと色、シルエット、素材が被らないやつを買うと良い。
夏はショートパンツだけど、その場合はベージュと紺のチノのショートパンツあたりだと思う。シルエットは細めから先に買うべき。片方をクロップドにして丈にバリエーション取り入れても良し。

冬のアウター

ベージュかカーキのモッズコートと、お好みの色のダウンらへんが楽でオススメ。このふたつはフードがついててマフラーいらずなのが楽。シュッとした格好が好きなら、ダウンではなくPコート、トレンチあたりをどうぞ。

春・秋のアウター

裏地のない軽めのマウンテンパーカとテーラードジャケットか。マウンテンパーカは明るい色が結構似合うので、その辺りからお好みで。テーラードジャケットアースカラー。あと普通のグレイのスウェットパーカー。家用に使っててもカジュアル用途だと外出着って思われる貴重なアイテム。

長袖シャツ

細身のボタンダウンで無地の白いシャツをひとつと、明るめの色のチェックシャツがあるとよい。無地のシャツは紺とピンクもあるとバリエーションが増える。チェック以外の柄物は自信がなければ避けたほうが無難。

ロングTシャツ

長袖カットソーと表記されてるかも。僕は基本的にシャツの人間なのであまり持ってないから的確なアドバイスにはならないと思うが、一応書いとくと、アースカラーのVネックと、青白ボーダーのボートネックから揃えていくと良いかと。

カーディガン

体温調節のしやすさ(=服の脱ぎ易さ)的にセーター、スウェットよりもカーディガンがおすすめ。アースカラーで揃えておけばOKだけど、汎用性的には紺、グレイの順かな。素材はウールが基本だけど、綿の薄いカーディガンは冷房対策とかで重宝したりする。風のない日には春秋ならアウターにもなる。

夏のトップス

夏は半袖シャツとTシャツ、ポロシャツしか選択肢がないから最高!白い半袖ボタンダウンシャツとお好みのTシャツからどうぞ。ノースリーブ、タンクトップは好きだと思ったら買う感じで。

サイズについて

ファッション誌を開けば必ず書いてあるんだけど、サイジングが一番重要。サイズ合ってれば基本似合う。今の男性ファッションは基本的に細身のシルエットが主体なので、ピッタリしたフィットであるとよい。
このサイズ感を掴むには、店員さんに聞いてしまうのが良くて、店員さんに聞く勇気がない人はZOZOTOWNとかのECであらかじめサイズを確かめて、試着して調べていくという迂遠な手段もあり。例えばシャツだと、肩幅、着丈、そで丈あたりを見ていくと段々数字で掴めてきて、ECで失敗しなくなる。

http://zozo.jp/shop/sizeguide.html#6

コーディネートについて

基本的に下から順に選んでく。靴→ボトム→トップス。洗濯の都合で選べるトップスの種類減っていくと思うので、そこも計算しつつ。その時点でコーディネート構成するのにすごく不便に感じた時が服の買い時だったりする。そこを補う服を買うわけだね。
コーディネート自体は色とシルエットの構成が基本だと思う。色は下が濃い色、上が明るい色にするとバランスが良くなる。紺のジーンズに白いボタンダウンシャツの大学生は溢れてるが、それが最もベーシックだからなので気にせず自分もそうすればよい。
シルエットは、無難に行くには急激な変化を避けるのが良い。例えばダウンはかなり太めのシルエットになるから、パンツも太めにするとか。とはいえ、今はボトムがスキニーだったらほぼなんでも合う万能アイテムになってるので、色ほどは考えなくても良いかと。

ブランド

理論を詰め込んだので、次は実践。ユニクロとか無印以外ではセレクトショップ系のセカンドライン、サードライン*1がオススメ。地方だとイオンに入ってて、東京だと池袋、お台場あたりにあるブランドらへんですね。シルエットもユニクロほど保守的ではなく現代的でお値段もそんなに変わらないってところが重宝する部分。また、この辺は品数が結構絞られてて、何を買えばいいか迷うことが少ないのも良いポイント。ただ、耐久性はユニクロよりも劣ることあるので注意。
下の表は同じ会社のブランドを価格帯で左から右に上がるように並び替えたもの。一番左のブランドらへんがオススメしているブランドってことですね。赤字にしときました。この辺全部覚える必要とかなくて、適当にショッピングモール内のそのお店に行くと、ここにあげたブランドが複数同じフロアにあるんで心配無用。

GLOBAL WORK RAGEBLUE HARE
coen UNITED ARROWS green label relaxing BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS UNITED ARROWS
B:MING LIFE STORE by BEAMS BEAMS LIGHTS BEAMS
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH URBAN RESEARCH DOORS URBAN RESEARCH
SEVENDAYS=SUNDAY KOE
niko and... BAYFLOW
ユニクロ

ユニクロは上で書いたように、全年齢向けでシルエットが太めになりやすいので注意。でも服としての質、耐久性は抜群なので、そこを踏まえて買う。

無印

無印はユニクロ以上に難しい。色はアースカラー主体で選びやすいんだけど、シルエットが年によって品によってガラッと変わるのが曲者。おんなじボタンダウンシャツだからと思って買ったら全然サイズが違ったりするから、本当に要注意。また、シャツだけでかなり大量の種類を出してたりして混乱するのも減点ポイント。

まとめ

僕が服を買うときに注意していること、考えていることをベースにまとめてみた。最近は割と変な格好の好きな服を着るようになったとはいえ、それだけではチグハグになるので、ベースとなるラインを考えながら服を買っているんだけど、そこだけを抽出するとこういう感じになる。ボトムとスニーカーしかアフィリエイト貼ってないのは、そこで疲れたからでした。

*1:そんな表現あるのかな?