新聞Webサイトの政治カテゴリ記事の比較

調べてみたら載せている記事が全然違った。右派と左派で大きく異なり、右派は読売と産経しか調べてないけど、差が大きい一方、左派は比較的報じ方がどの新聞も似ていた。90年代に育った系としては、新聞ってそこまで報じるものに違いがないと思っていたからすごく意外。結果として、現代は90年代と比べるとそれぞれの政治的傾向が、右はさらに右に、左はさらに左になってるという感覚が得られた。もし、それを示した研究とかあったら教えて。普段、紙の新聞を読む習慣はないので、その辺穴があると思う。あと僕は左派です。

読売

http://www.yomiuri.co.jp/politics/
これ調べようと思ったきっかけ、明らかな官製リークの増えた読売。現時点(2017/05/26)で加計学園の記事は非常に少なく3件のみだった。うち1件は民進党の議員も加計学園の計画を支持していた、というもの。
読売の明らかな他社との違いは、森友学園を政治カテゴリで扱っていないことにある。検索かけてみても記事は少ないし、他のカテゴリ中心だし、一番多いのは「関西発」カテゴリで、これって地域面てことだよね。東京本社では記事にしてなかったのかな?て感じ。

産経

http://www.sankei.com/politics/newslist/politics-n1.html
首相擁護が最も目立つ産経。読売と違い、加計学園森友学園とも政治のところで記事多数。というか、記事数としては全社でトップである。擁護の姿勢は目立つが、書かない読売よりも断然マシだと思う。
酷い記事ばかりだと思っていたが、改めて読んでみると事実を丁寧に書いた記事もあった。参考までに件の元事務次官の業績をコンパクトにまとめた記事を置いておく。
【加計学園】異色言動、過去に政権批判 朝鮮学校無償化推進 「天下り」で引責 野党、前川前文科事務次官の証人喚問要求へ(1/3ページ) - 産経ニュース
全体としては、記事がずっと残っている点で強い。

朝日

http://www.asahi.com/politics/list/
政府を辞めた側のリークを載せた朝日。リークを公開した側だけあって、加計学園の記事は多数。森友もちろんある。
一方で全体で見るとWeb上に過去の記事が上がるのが最も少ない新聞。有料会員になると見られるのかな……あとデータベースの契約欲しいんだろうか。

毎日

https://mainichi.jp/seiji/1
朝日より政権に対する批判は多いように見える毎日。加計学園森友学園の記事多数。
「忖度」などのキーワードで一連の流れをまとめる記事なども目立つ。意見をはっきり書いてる点は好印象がある(新聞が使いがちな太宰メソッドを使わない)。左派系の新聞の中でも『南スーダンPKO』の記事が多く、人が少ない分、スクープではなく終わった事象の検証などで独自性を出していく感がある。全ての記事にカテゴリがついてて、それがタイトルの前に挿入されてて非常に見やすく、過去記事も充実していてUIは最も優れている。ある話題について調べるなら毎日が一番ラクかも。例えば『森友学園』カテゴリのリンク貼っておくけど、毎日記事にしているのが分かる。
森友学園 - 毎日新聞

東京

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/
大手ブロック紙にも登場してもらう。加計学園森友学園の記事多数。
「紙面から」というサブカテゴリだが過去記事の充実と一覧性の高さは魅力。あと中日と結構違う。

おわりに

読売のサイトを見てひどいなーと思って調べ始めたんだけど、調べてみると産経の方がまだマシだなて思えたので、より読売のひどさが際立った。世界最大の新聞が、首相の疑惑に関する記事を書かないのはちょっと……。見てて一番ブログ的で面白いなと思ったのが毎日で、契約するなら毎日だなって思った。
結構楽しいからみんなも比べてみて!