「政治は結果がすべて」なわきゃない

昨日、ネットで同時配信されてたNHKの選挙速報を見ていた。開票開始直後に大勢が判明し、各党へのインタビューが始まったのだが、そこで3人の政治家が「政治は結果がすべて」と言っていてびっくりした*1

小泉進次郎氏あたりも昔から言ってた気がするこのフレーズ、政治自体の否定に思えて違和感しかない。特に選挙後に言うそれは、政治=選挙であって選挙は結果がすべてという文脈で捉えられるのだが、そんなわけない。完全に公平な選挙制度は代議士制では存在し得ないのだから。

また、政治というのは利害調整なわけで、同じ政策でも適切なプロセスを踏むことが求められる。根回しというやつで、反対者への説得や双方の妥協を経て政策を実現することが求められるのが民主主義国家のはず。だから結果がすべて、というのは政治の否定に思える。

今回、保守派の勝者及び敗者から出たこの言葉、政治家には使い勝手がいいのだろう。勝ったら自己正当化として、負けたら潔く敗北を認める言葉として。でもこんなアホみたいな言葉でカッコつけてプロセスの適切さをないがしろにするのはやめて欲しい。だって結果がすべてならリー・クアンユーの家の子になればいいじゃない……って言いたくなるじゃん。冗談だけど。

*1:3人の政治家というのは、自民党の二階幹事長、希望の党の樽床代表代行、民進党の前原代表だったと思う。保守系の3人だった

新聞Webサイトの政治カテゴリ記事の比較

調べてみたら載せている記事が全然違った。右派と左派で大きく異なり、右派は読売と産経しか調べてないけど、差が大きい一方、左派は比較的報じ方がどの新聞も似ていた。90年代に育った系としては、新聞ってそこまで報じるものに違いがないと思っていたからすごく意外。結果として、現代は90年代と比べるとそれぞれの政治的傾向が、右はさらに右に、左はさらに左になってるという感覚が得られた。もし、それを示した研究とかあったら教えて。普段、紙の新聞を読む習慣はないので、その辺穴があると思う。あと僕は左派です。

読売

http://www.yomiuri.co.jp/politics/
これ調べようと思ったきっかけ、明らかな官製リークの増えた読売。現時点(2017/05/26)で加計学園の記事は非常に少なく3件のみだった。うち1件は民進党の議員も加計学園の計画を支持していた、というもの。
読売の明らかな他社との違いは、森友学園を政治カテゴリで扱っていないことにある。検索かけてみても記事は少ないし、他のカテゴリ中心だし、一番多いのは「関西発」カテゴリで、これって地域面てことだよね。東京本社では記事にしてなかったのかな?て感じ。

産経

http://www.sankei.com/politics/newslist/politics-n1.html
首相擁護が最も目立つ産経。読売と違い、加計学園森友学園とも政治のところで記事多数。というか、記事数としては全社でトップである。擁護の姿勢は目立つが、書かない読売よりも断然マシだと思う。
酷い記事ばかりだと思っていたが、改めて読んでみると事実を丁寧に書いた記事もあった。参考までに件の元事務次官の業績をコンパクトにまとめた記事を置いておく。
【加計学園】異色言動、過去に政権批判 朝鮮学校無償化推進 「天下り」で引責 野党、前川前文科事務次官の証人喚問要求へ(1/3ページ) - 産経ニュース
全体としては、記事がずっと残っている点で強い。

朝日

http://www.asahi.com/politics/list/
政府を辞めた側のリークを載せた朝日。リークを公開した側だけあって、加計学園の記事は多数。森友もちろんある。
一方で全体で見るとWeb上に過去の記事が上がるのが最も少ない新聞。有料会員になると見られるのかな……あとデータベースの契約欲しいんだろうか。

毎日

https://mainichi.jp/seiji/1
朝日より政権に対する批判は多いように見える毎日。加計学園森友学園の記事多数。
「忖度」などのキーワードで一連の流れをまとめる記事なども目立つ。意見をはっきり書いてる点は好印象がある(新聞が使いがちな太宰メソッドを使わない)。左派系の新聞の中でも『南スーダンPKO』の記事が多く、人が少ない分、スクープではなく終わった事象の検証などで独自性を出していく感がある。全ての記事にカテゴリがついてて、それがタイトルの前に挿入されてて非常に見やすく、過去記事も充実していてUIは最も優れている。ある話題について調べるなら毎日が一番ラクかも。例えば『森友学園』カテゴリのリンク貼っておくけど、毎日記事にしているのが分かる。
森友学園 - 毎日新聞

東京

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/
大手ブロック紙にも登場してもらう。加計学園森友学園の記事多数。
「紙面から」というサブカテゴリだが過去記事の充実と一覧性の高さは魅力。あと中日と結構違う。

おわりに

読売のサイトを見てひどいなーと思って調べ始めたんだけど、調べてみると産経の方がまだマシだなて思えたので、より読売のひどさが際立った。世界最大の新聞が、首相の疑惑に関する記事を書かないのはちょっと……。見てて一番ブログ的で面白いなと思ったのが毎日で、契約するなら毎日だなって思った。
結構楽しいからみんなも比べてみて!

突然咲く花、じわじわ緑になる草

出勤経路の関係で、ほぼ毎日、そこそこ大きい公園を歩いている。冬の景色に全然変化がないぶん、春はすごく分かりやすく変化して面白かった。

まず、2月の半ばか終わりくらいに、黄褐色のいかにも冬な草たちが、ほんの少し緑になる。最初は気のせいかと思っても、1週間もしたら明らかに緑になっていて、そうなると公園の獣道の緑が日に日に濃くなっていく。草の変化のお陰で日差しが強くなっているのに気づいた。

次に梅が突然咲く。急に公園に人が増える笑 梅が散ると今度は桜……とはいかず花桃だ。その間に白木蓮かコブシが咲くけど、こちらは1本だけなので印象が薄い。梅と花桃は並べていくつか植えられているからね。

そして最後に桜。今年はそもそもが遅い上にそれぞれの木ごとに見頃が大きく変わった上に、咲いてる期間の天候が良くてあちらは終わってしまってもこちらが見頃、みたいな状況が随分長く続いた。今年は春なのに風が強すぎない日が多くて、穏やかな桜吹雪が楽しめた。獣道が散った桜のピンク色に埋め尽くされると視覚の暴力で春って分かる。春はいつも嵐と一緒にやってくるし横暴なのかも。

今はすべて散って新緑が育つ時期。遠くから見ると秋まであまり代り映えしないけど、獣道の草がすごいスピードで伸びていてちゃんと獣道を通らないと道が無くなってしまいそう……というか毎年無くなるんだよね。年に何回か刈って道を確保している。花壇には色々咲いていると思うけど花壇は別枠なので、次の花は紫陽花。なので梅雨どきまでお預けだ。

肌hack3

肌hackシリーズも3だ。

前回までのhackの要点

以下の2点にまとめられる。

  • 皮脂を洗い流したらハンドクリームなどでフタをする
  • 問題ない箇所にハンドクリームはむしろ問題を起こす

今回のhack

前回から時間が経ってもう少し詳しく分かったきたのと、問題が起きたあとの対処療法が分かったので書いとく。基本的な指針が分かって、これまた2点でまとめられる。

  • 基本的には異常がないときはなにも使わない
  • 問題が起きたらその問題にあった製品ですばやく対処療法する

まとめてみると、これ薬の基本だね。

皮膚のカサつき、ささくれには尿素入りクリームで溶かそう

肌の一部分、皮膚の一部が固くなってカサついたりささくれが出来たときは、タンパク質を溶かす効果を持つ尿素入りのクリームを使うと良い。固くなった皮膚は諦めて削り取るしかないのだ。皮膚が剥がれて薄くなったところにタンパク質溶かしにいったらもっとひどく……って思うんだけど、先日手を洗いまくって、ささくれとか皮膚のはがれがひどいときに尿素クリームやったらすぐに良くなった。その時はatrixのやつを使った。

アトリックス 尿素10%クリーム チューブ 60g

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尿素10%を超えると医薬品、超えないと医薬部外品なのかな?って感じ。医薬品だとケラチナミンとかが20%いれている。そのへんはお好みで。
なお、顔とか目の周囲、粘膜とかの皮膚がうすめのところは利用してはいけないとのこと。

痛みのないやつに予防的処置

予防的にも使える。痛みを伴わないささくれや皮膚のはがれがあったとき、普通に剥がそうとして血が出たりしない?そんなときは尿素クリームを塗り込んでからマッサージしてやるといい感じに柔らかくなって血が出ずに取れる。この使い方めっちゃ良くって、ささくれとか皮膚のはがれにイライラしなくなる。

瞬間接着剤対策に

瞬間接着剤でバキバキになった指に使ってもいい感じに剥がれた。肌hack感が強い使い方だ。

皮膚が赤くなったら炎症なので抗炎症成分が入ったクリームで対抗だ

冬場は特にしもやけとかあかぎれが起きると思う。かゆいやつだ。皮膚が赤くなっているのが特徴で、つまりは炎症なので抗炎症成分が入ったやつで対抗しよう。馴染み深いのでユースキンAを使っている。atrixの尿素クリームは抗炎症剤は入ってないので、皮膚に剥がれがあってかつ赤みがあったときは併用していた。

問題ない時

顔とか指先とかの皮膚がうすい部分のみ、お風呂やシャワーあがりにハンドクリームを塗っている。ニベアを使っているんだけど、合わないと腫れるらしいので、ワセリンとかのただの油でも充分。お好みで。

【花王】ニベアクリーム 缶 169g

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ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー 40g

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医薬品と医薬部外品と化粧品のハイローミックス

この辺のクリームは3つの分類にまたがって存在している。医薬品は効果が認められている成分を利用しているもので、医薬部外品は予防としての効果が認められているもの、化粧品はそれ以外。
通常、薬としての効果が高いというのは人体を害する可能性が高いので、基本的には肌の状態に合わせて化粧品から順番に使っている。表にまとめるとこんな感じ。

種類 使い方 僕の使ってる製品
医薬品 異常があった時 オロナイン
医薬部外品 異常の兆候時 atrix 尿素10%クリーム、ユースキンA
化粧品 普段のケア ニベア

皮膚の状態をよく見て、適切に使うといい感じの肌を保てる。ダメそうだなと思ったら医薬部外品で予防だ。医薬品は症状にあったやつでやってみて、それでもダメなら🏥だ。