駐車場が家になる

ゆとベントカレンダー⑨

工事の音で目覚めるも二度寝。しかも最初に目覚めた次点でガーミン的には体力満点だったので寝過ぎである。都会は常に工事している。しかし郊外の実家に帰っても工事していた。駐車場だった場所に分譲の家を作っていた。我が実家の郊外は、地元名門企業の不動産会社が街のかなりの土地を所有している。そして、千鳥足のように開発していくので年齢構成と家の密度を数十年単位でコントロールしている。学校のクラスが爆発的に増えたりしない。その結果、パチンコがある交差点を中心にした街は、今ではオシャレな店が並ぶ憧れの地名と人気学区に変わった。パチンコ屋の跡地はイタリアンの店と塾とマンションになった。

最近はリノベや建て替えも扱っているらしく、高齢になった夫婦は引っ越して、子供夫婦が引っ越してくる、そんな新陳代謝もコントロールしているっぽい。近所のみよし市が日本一若い街だが、より狭い範囲で見るとみよし市よりうまくやってるかもしれない。景気の良いことである。

今日はやる気悪くなかったのだけど、久しぶりに晴れたから公園を散歩。紅葉の見頃を見逃したな……という感じなので、サッと抜けて隣の神社に。日没までで閉門なんだけど、今日はなんと16時。早かった。散歩すると、ここ数日のモヤモヤして鬱屈した感じが取れてきた。散歩、すればするほど良いことを知ってるのにお風呂よりもハードルが高い。

結局サービスの体験て担当者の愛

ゆとベントカレンダー⑧

加湿器を使い始めたらその翌日から雨で使わなくて良い日が続いてる。パジャマを新調したらガーミン的にも体感的にも良く眠れるようになった。

AmazonミュージックのUIやアルバム解釈の変更が辛くて音楽のサブスクを変えることにした。ヒアリングしてみると、Spotifyが音楽好きが作ってる印象なのでSpotifyに乗り換え。結局サービスの体験てプラットフォームの巨大さとか関係なく担当者がプロダクトやカルチャーを愛してるかで決まる。知ってた原則を金に負けて曲げた過去の自分が憎い。年払いの方が安いからと払ってたら解約時期的にかなりの期間二重払いで金も損した。

アドベントカレンダー、悪くない

ゆとベントカレンダー⑦

前日に引き続きMPの削られる会議だった。自分がいる意味が感じられなくなりつつあり、あえての介入ももうしなくて良いかという諦めがある。リモートだからこそ、意味の無さが際立つ会議だった。

買った急須の話をしようと思っていたんだけど、ちょっと後に回す。

アドベントカレンダーの良いところに、プロジェクトの決着を待たなくて良いことがある。なんとなく記事にするにはキリが良いところにしたくて、ペンディングになっているネタが実は沢山ある。なにか書きたいと思ってもそれらのネタが邪魔をしていて、相互に悪影響がある状態になっている。別に個人でやっているブログなのにね。

既に書いた記事でも、やはり結論に変化があると本当は書き直したい。でも、まぁ一回出してしまったらそれはそれで過去の自分の結論だし、安全な範囲なら別に修正はいらないかな。今を切り取る断面を提供する感覚に変更したいね。

急須を買いに常滑へ5 帰還編

ゆとベントカレンダー⑥

久しぶりにガッツリとマネジメント仕事。結局また繰り返しか……という徒労感で疲れた。が、Miroという最近アツい無限クラウドホワイトボードアプリの手応えがさらに増したのは怪我の功名。飲食店の営業時間が戻っていて遅い晩御飯を支えてくれるのが骨身に染みる。エッセンシャルワーカーの待遇が良くなる政策を取る政治家を推すのみである。

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方向感覚は悪くないし、地図は手元にあるし、地図は読める方という自信が良くなかった。迷ったのだ。やきもの散歩道の歩いてないところを通って帰ろうという欲も良くなかった。言い訳すると碁盤の目ではないし、坂だらけで道がどう繋がっているか分かりにくいし、見通しも悪くて数歩踏み出すともう自分の居場所が分からなくなるのがやきもの散歩道だ。とはいえ、金山駅17時の約束が待つ身としては1627常滑発新可児行きの準急に乗らなくてはいけないのだ。

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普通の日本の町並みと散歩道の対比が面白いが、夕日が時間の不安を煽っていた

不安はあるがとにかく駅の方向は分かるので、そちらに向かっていたらいつのまにか見るつもりもなかった巨大招き猫、とこにゃんの橋に来ていた。ここは陸橋で、陸橋付近にある下に降りる道は駅と逆方向。駅方向にも道あるはずとGoogleマップを見るとない……。まぁ陸橋の道の先に行けばあるだろと思って歩みだしたのだが、なかなか駅に降りる道は見当たらない。見晴らしの良い崖沿いの道で、駅は見えるけど行けない笑ってしまうような状況に。最終的にGoogleマップには道として載っていなかった細い道を通って崖を下り、なんとか電車に間に合った。

今調べてみると、ネットに上がっている散歩道マップにはGoogleマップに載っていなかった道が載っていた。一方で現地で配っている散歩道マップは結構仕様が違って、載せている範囲が違うし、お店もない。多分お店の入れ替わりもあるから現地仕様と分けていると思うのだが、出来たら統一してほしいところだ。

慌ただしいが本当に楽しいショートトリップだった。こんなに買って大満足の急須に出会えるとは思ってなかった。言うても急須でしょと舐めてかかったら産地の本気で殴られた感覚。

振り返ると時間がとにかく足りない。散歩道ですら回れなかったが、それに加えて、陶磁器会館、常滑焼急須館、ミュージアム(INAXライブミュージアム、とこなめ陶の森の資料館と陶芸研究所)、陶器の卸売市場であるセラモール、全部行きたかった……。しかしセラモールには自家用車なしでどうやって向かえばいいのか……。次回も観光案内所に聞いてみよう。たぶん教えてくれるだろう。

そう、今回の常滑、人が優しいのと距離感が良いのが印象的だった。まぁ尾張生まれが知多に来たから水が合うだけよ*1って言われたらそうかもしれんのだが、お店が工房併設だったりするので、いらっしゃいぐらいは言われるけど、大体は放置されている感じ。東京のお店だともっと早いタイミングで声かけられたりする。それがちょっとしんどくて洒落た店を回ると気疲れするのだが、常滑にはあんまりないのでサクサクと行けたのは本当にありがたかった。いざ話してみても店員と客の会話というよりも、そもそも客も全然いないし暇だから世間話ついでに話すわみたいな感じで、売ろうとする感が全然なくて良かったね。地域の特徴というよりも産地の特徴かもしれんけどね。

名古屋から30分で着くし、駅至近に歩いて楽しい観光ルートがあって、めちゃくちゃオシャレなカフェも、インスタ映えする風景もあって、買う楽しみもたっぷりあって、一日遊べるのに人がいないのが不思議な街だった。当時、愛知県体育館でやきものワールドなる催事をやってたからそちらに人取られていたのかもしれんし、瀬戸と美濃というライバルが至近にあるし、日曜だとランチぐらいまでの方が人がいるのかもしれんけども。

次いつ行こうかなと思ってて、次回はライバルたちとまとめて、美濃、瀬戸、常滑、萬古の焼き物産地周りまくりツアーとかしたくもあるし、知多半島泊まってたっぷりとかもやってみたいね。

*1:愛知用水でな!ってことではない。ところで愛知用水の開通で知多半島の永年の課題であった水不足が解決した話は世銀の融資も含めて世界史、戦後復興史、産業史としても面白いのでオススメ