読書部

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買って応援! 赤根智子『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』

これが俺の推し活だ戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない (文春新書)作者:赤根 智子文藝春秋Amazonロシアから指名手配され、アメリカから制裁されるおそらく唯一の日本人、それがICC(国際刑事裁判所)所長の赤根智子氏だ。ロシアからはともかく、米国の…

『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』アジャイルを調べたら必然的にたどり着く日本の凄さを説明しれくる本

日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~ (光文社新書)作者:岩尾 俊兵光文社Amazonスクラム含むいわゆるアジャイルの源流には、トヨタ生産方式と「The New New Product Development Game」という論文の、2つの日本が源の概…

『ロシアトヨタ戦記』ロシア社会がビジネスを通して見えてきて面白い

ロシアトヨタ戦記作者:西谷公明中央公論新社Amazonロシアがウクライナに対して侵攻し始めた頃、本屋で見つけて買った。少し寝かせて最近読了*1したのだが、トヨタの内情、ゼロ年代のロシアとその周辺地域事情、プーチン周辺の具体的な動き、トヨタ車の揺るぎ…

『失敗の本質』自分たちの組織論の正しさを言いたいがために戦史をこじつける感が否めない

失敗の本質作者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎ダイヤモンド社Amazonタイトルが結論なんだけど、巷でいうほど名著かというと、そうでもないと思う。どっちかというと著者たちの狙いとは違って戦犯探し*1に利用されてしま…

『「"右翼"雑誌」の舞台裏』感想:読んでてゲッソリしてくる

右翼雑誌を模したデザイン『「"右翼"雑誌」の舞台裏』という新書をジャケ買いしたのだが、ゲッソリした。著者は右翼雑誌のHanadaで編集者をしていた人物。かつての自分の行動について、いちいち言い訳がましかった。『WiLL』と『Hanada』という雑誌は、先行…

ファシズムSF・文学のオススメされた作品メモ

某所で「ファシズムSF・文学のオススメあったら聞きたいです」て聞いて作品をオススメしてもらってきた。これはその作品メモ。感想はそのうち書くかもしれない。 ナチス 鉄の夢 黒き微笑みの囚人 黒い時計の旅 ファージング三部作 ヒトラーはいじられがち、…

宮内悠介『偶然の聖地』 ─ 法螺の縦横無尽な炸裂

偶然の聖地作者: 宮内悠介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/04/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る宮内悠介氏の最新長編作品。偶然によってしか辿り着けないパキスタンのトライバルエリアの奥*1にある謎の山「イシュクト山」を4組のバディが…

『勝間式 食事ハック』感想

この本、まったくオススメ出来ないです。ブログのほうがマシだし、半分は牽強付会な持論で埋め尽くされてる上に、残り半分もあまり良いメソッドやハックが載っているわけでもないので。最初の文が「もう食欲とデブへの恐れとの戦いはやめましょう(P.2)」な…

枝野幸男氏による不信任案趣旨弁明演説を読んだ

媒体は『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』というハーバービジネスオンラインから出た本。 高校「政経*1」教科の政治当事者による集中講義って感じで、とても面白くかつよくまとまっていてオススメ。特に勧めたいの…

『ハーモニー』

ハーモニー ハヤカワ文庫JAposted with amazlet at 15.11.12早川書房 (2012-08-01)売り上げランキング: 179Amazon.co.jpで詳細を見るハーモニーが出版されてから1年に1度は再読している。プロジェクトイトーをめぐる狂騒の中で、ハーモニーってSFとしてはそ…

『屍者の帝国』と『屍者の帝国』と『屍者たちの帝国』

アニメーションの『屍者の帝国』 プロジェクトイトー第一弾、アニメーション映画の『屍者の帝国』を見てきた。見てきた直後の感想はTwitterに書いたので転載。 原作忘れてて適切な感想が思い浮かばない……屍者のアニメーションでの表現は良かったとしか言えな…

『エピローグ』円城塔史上、最高傑作

エピローグ (早川書房)posted with amazlet at 15.10.04早川書房 (2015-09-30)売り上げランキング: 2,292Amazon.co.jpで詳細を見る 読んでる途中の感想 円城塔先生の最新刊のエピローグは表紙がハーモニーと同じシライシユウコ先生で、人格をブランチ切って…

早川書房の『伊藤計劃トリビュート』にトリビュートを期待してはいけないし、SFマガジンの伊藤計劃特集はエイジズム感さえある

プロジェクトイトーを楽しみにしているみなさま、ハヤカワから『伊藤計劃トリビュート』出ましたね。早速買って読んだんですが、これ正しいタイトルは『伊藤計劃以降』。手垢が付いた文字列だが、事実として伊藤計劃以降のSF短篇集になっているので、以降に…

2014年ぐらいに読んだSFまとめ

2014年(ぐらい)に読んだSFの話をする。全体として新作はあんまり読んでなくて、過去の遺産に分け入った年だった。過去の名作とされているものを読んで、この作家はそうでもない、この作家はすごいって腑分けしていく作業だった。 2014年当たりだった大御所…

誰得読書会『NOVA+ バベル: 書き下ろし日本SFコレクション』参加レポート

SF読んでる一般人としては、最も沢山読んでかつ感想を書いてる思われる冬木さんが主催の誰得読書会。。前回の読書会とかの開催告知とか報告を見て参加したいなぁと思いながらただひたすらファボッてたらある日こんなリプライが届いたわけです。 @qt_fb 次回…

2014オールタイム・ベストSF……

タイムラインにいるSF関係の人たちが早川書房の募集しているオールタイム・ベストSF投票についてあれこれ言ってたので、のっかってみた。SF読んで面白かったから検索すると必ず出てくる冬木さんも書いてたし。 2014オールタイム・ベストSF(検討中) - 基…

SFを評価する時にその作者の属性は重要なのだろうか?

僕の答えは「重要ではないし評価にいれるべきではない」であるが、世の中的にはそうでもないようで、作者の属性(性別、年齢)も含めての評価をしているツイートが回ってくる。リツイートでそういう評価を知ったんだけど、誰のリツイートかと言うと早川書房…

伊藤計劃の後におすすめする現代の海外SF

id:orange21*1という人生の先輩に本を貸すために会ってついでにファミレスで相互にオススメの作家とか作品をあーだこーだ言い合ってたのですが、彼にお前のオススメ忘れたから書けとTwitterで連日脅迫されたので書きます。 彼は伊藤計劃の虐殺器官とハーモニ…

All You Need Is Kill

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)posted with amazlet at 13.02.02桜坂 洋 集英社 売り上げランキング: 4,991Amazon.co.jpで詳細を見る 「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に…

Amazonのウィッシュリストからモノを貰える人間、貰えない人間

世の中には2種類の人間が居る。Amazonのウィッシュリストをネットに載せてモノを貰える人間と貰えない人間だ。 周りを見ているとこのふたつの人間の格差がで助長されているようで怖い。大体モノを貰える側の人間というのは、非ネットの世界でもモノを貰える…

ディアスポラ

最近はほとんどSFしか読んでないのだけど、イーガンをあまり読んでいなかった。SFにはまる以前に「順列都市」を読んでなにこれ分かんねーとなったのと、SFマガジンに載る短編を読んでもどこかしっくりこなく、いつか読めばいいかな……ぐらいだった。それが「…

画像処理・CGのための付け焼刃数学

またの名を「ひと月前までは行列さえ知らなかった文系の僕が行列を1日で学ぶために使った本」。割と嫌いなのよね、こーいう学ぶ前の自分の状況を卑下して、そこからこんなに伸びた俺偉いでしょみたいな奴。 さて……卒論で画像処理とCGのどちらも必要になった…

この夏買ったマンガ

最近買って読んだマンガをまとめる。 ブレイクブレイド ブレイクブレイド (1) (Flex Comix)作者: 吉永裕ノ介出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ発売日: 2007/04/10メディア: コミック購入: 3人 クリック: 31回この商品を含むブログ (44件) を見る…

科学っておもしろい!技術ってスゴイ!理系ってステキ!

タイトルは、最近開始されたDIS+COVERサイエンスというサイエンス分野の新書レーベルのキャッチコピー。現代風に科学をポジティブに捉えるとこうなるのか、って感じするね。「日本と世界の明るい未来のためにディスカバーからサイエンスシリーズ」とな。 htt…

最近の本屋事情

電子出版!自炊!Amazon!→リアル本屋危ない!という話ではなく、このごろの町中のふつうの本屋で見られる情景をちょこっと紹介。いろいろと変化あるんですよね。 スピリチュアルは徳間書店 昨今のスピリチュアルブームも沈静化しているのかは知らないんだけ…

ロミオとロミオは永遠に

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (91件) を見るロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 恩田陸出版社/メーカ…

君に届け

君に届け 10 (マーガレットコミックス)作者: 椎名軽穂出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/13メディア: コミック購入: 17人 クリック: 99回この商品を含むブログ (157件) を見るいつのまにか二桁だ。twitterでもふつーに見かけるぐらいメジャーになって…

未来のモノのデザイン

未来のモノのデザイン作者: ドナルド・A・ノーマン,安村通晃,岡本明,伊賀聡一郎,上野晶子出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/10/25メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 87回この商品を含むブログ (31件) を見るhttp://web.sfc.keio.ac.jp/~igaiga/mt/arc…

秋学期のテーマは対称性の自発的破れ

非線形科学 (集英社新書 408G)作者: 蔵本由紀出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/09/14メディア: 新書購入: 7人 クリック: 79回この商品を含むブログ (69件) を見るこの本を買ってからかなり経ってるけどまだ読み切れていない。これを買ったのは生協で集英…

楽しい電子楽器自作のススメ

楽しい電子楽器―自作のススメ作者: 米本実出版社/メーカー: オーム社発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (23件) を見るSQLの本やらを探しに大学の図書館に行った時に、ついでに借りた。 「自作のススメ」となって…