天使と悪魔

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

「ダヴィンチコード」の著者、ダン・ブラウンの前作。ダヴィンチの主人公、ラングドンが最初に出て来たのがこの本。文庫だと三巻で長さ的にも話的にもそっくりなんだよ。友達から借りたやつです。

前に書いた「ダヴィンチコード」の感想は以下、

毒料。まぁアメリカのミステリよね。雰囲気といい。向こうはジャンルをあまり越えないよなーとか思った。恐怖が足りないのー。楽しく娯楽に読める人畜無害なミステリじゃないでしょうか？特に日本だと。キリストぉー？という国だしね。

基本的にこちらの天使と悪魔も意見は一緒。でもミステリとして「ダヴィンチコード」より上だった。でも話の作りが似過ぎてて、萎えるの。はぁ。もっとネタ無いのかしら。

ただ、下巻にさしかかって、全体像が見えて来て、あぁ「ダヴィンチコード」と全く同じ作りか。という感想が浮かび上がった後からの話のどんでん返しぶりにはやられたよ。ちょっと疑問を覚えるシーンがあって、そのあとから急転直下。

そういうことで、「ダヴィンチコード」よりも話が練れてるから良かったよ！というか、これ先に「天使と悪魔」読んだ人にとって「ダヴィンチコード」はどんなにがっかりされたかと思うと浮かばれないです。