親指の皮

足の親指の皮が剥がれた。久しぶりにテニスをやったときにいきなり三時間とかして、しかも適当な靴を履いてたからで、正確には「剥がれた」ではなく「剥がした」。彼らはテニス部時代の名残。かなり堅い。
剥がした皮はほぼ透明で、自分を包む皮膚がかなり透明度の高い物だったことに思い当たる。体中の皮を全て剥がしてその辺に吊るしても、それが人間の皮だとは十中八九分からない。皮膚の色ってのは、生きてる人間の皮膚の色だと普段は思っているものね。
明かりに透かしてみると、蝶の羽のようだと思った。ちょうど指紋が羽の模様に似ている。そう考えると蝶の羽より、カナブンとかカブトムシの薄い羽の方がより似ていると気付く。