かな漢字変換と携帯

少し前にふと思ったのだけど、日本の携帯文化で初期からCGMがさかんなのは、日本語の入力方式が原因になっているのではないかな?
日本の携帯のWebの世界の特徴は、携帯からのCGMが初期からさかんというところがある。古い例をあげると魔法のiランドだし、新しい例だとプロフ*1とかがあって、携帯小説もそのひとつ。このCGMは、携帯で作り、携帯で消費するというサイクルが回っている。これがiPhoneの提案する携帯電話でのWebとの違いで、携帯はビューワーなだけではなく、入力装置にもなっている。
なぜその違いが生じるのか、という原因として、英語ではQWERTYキーボードは携帯のキーよりも圧倒的に早く打てるのに対し、日本語では一般的なかな漢字変換QWERTYでも携帯でも変わらず、速度もあまり変わらないからではないか?という仮説。
話し言葉の場合だと、PCの標準のIMEで打つのに比べて、携帯は予測変換なんかのアドバンテージもあってPCよりも早いのではないかな。PCと比較してもストレスフリーに日本語が打てることが携帯をビューワに限らず、コンテンツを作る道具にしているという面が少なからずあるんじゃなかろか。そして、英語ではPCと比べての入力の遅さが際立つ上に、日本語よりも伝える意味に対して打つ文字数が増えるために携帯がビューワとしてしか扱わられないのではないか。

*1:新しいか?と思わんでも無い