- 作者: ドナルド・A・ノーマン,安村通晃,岡本明,伊賀聡一郎,上野晶子
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 単行本
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冬休み中の課題図書。上記のリンクに訳者による紹介あり。
「誰がためのデザイン」の著者が書いた、自律的に動く機械のデザインについての本。タイトルの未来のモノは広義のロボットということだ。モノ自体が自動化するための計算能力を持つようになっていくなかで、その計算能力を持ったモノがどういう人間に対するインタフェースを持つべきかを論じている。
それらのモノをどうデザインするかについて、最終的に6つのデザインルールにまとめている。インタラクションデザインのルールとも言えると思う。そのデザインルールを知りたいなら、実際に読むといいですよ。
全体の大雑把な感想としては、おっしゃる通り、の一言。現状の自動化した機械が、うざいと感じる理由が事細かに書いてあるし、それをいかに生活にとけ込ませるかの解答がデザインルールとしてまとまっている。
でも個人的に一番面白かったのは、「未来のモノのデザインは、様々な分野の知識がいる。心理学、工学、意匠、etc…。だからデザインはビジネススクールで教えるべきだ」というところかな。スタンフォードのd.schoolとかKMDとかか。となるとIDEOの香りがしますね。あはは。