アーティストファイル2010、六本木クロッシング

土曜日に六本木の美術館をハシゴ。陽気でいい日だった。

最近ようやく六本木ヒルズ及び六本木の街の構造が掴めてきて、ヒルズのしたを潜る道路を使って乃木坂に行く最短ルートとかを覚えた。街の構造を把握してから改めて昼ズを見るとその規模と構造に感動するね。

六本木クロッシング

いいなと思った作品はひとつだけで、このピザのパッケージ。米軍のヘリが沖縄の大学に落ちた時に現場は封鎖されて、ほぼ全ての日本人*1が現場に入れなかったのに、宅配ピザだけは入れたというエピソードを批判するアイテム。

The brand You Trust!

の皮肉がいい。これ米軍がジョブズ信者を揶揄する時に"Apple, the only brand you trust"とか言うのどう?
全体的にはまったく面白くなかった。3年前のクロッシングが良かっただけに、すごくがっかりした。展覧会に出た後にここまで意気消沈したのは記憶にない。

アーティストファイル2010

新美で毎年やってるアーティストファイル。特にテーマがないのがいいのか、ハズレがないと思う。去年と今年だけしか見てないけども。また今年も図録を買った。アーティストファイルに選ばれる作家のクオリティの良さのお陰で安心して買える。でも重いから郵送して欲しい。
ただ、映像1作家、写真2作家、絵画2作家、海外1作家みたいなクォータ制を感じるのが面白くない。そして実を言うと、去年の写真の作家と今年の写真の作家、去年の絵画の作家と今年の絵画の作家の違いがあまり感じられなかったりする。1年で美術シーンは変わらないということなのかもしれないけど、各作家の個性というものがないという印象が強いんだよね。
そして、クォータ制が続くなら来年はメディアアート系の作家1人入っている予感。

*1:その大学の関係者、地元警察、国の公安関係者、地元の市長とかもふくめて