加湿器を巨大化したら酷くなった結露にサッシ枠断熱テープと珪藻土ブロックで対抗した

経緯

f:id:qt_fb:20200210001630j:plain
今シーズン出た新作の象印加湿器(EE-DA50)デザインも一気に良くなった

この記事(家電のメンテコストの調べ方 - ゆうれいパジャマβ)で買ったスチーム加湿器なのだが、一晩加湿容量が持たないので大型化した。象印の加湿器はサイズによってフットプリントが変わらないので設置面積は小型機種と変わらない。つまり、そのまま置き換えが可能だ。そして大きくなったことで水の投入口が上に来たので、操作や水の入れ替え時にあまりかがまなくて良くなり、腰への負担が下がったのは大きなメリットだった。デザインもいきなりオシャになった。今加湿器買うならこれ一択だ。

象印 加湿器 ホワイト ZOJIRUSHI EE-DA50-WA

象印 加湿器 ホワイト ZOJIRUSHI EE-DA50-WA

  • 発売日: 2019/09/01
  • メディア: ホーム&キッチン

f:id:qt_fb:20200122141356j:plain
結露水を吸った様子

加湿器を大型化して一晩加湿できると結露が酷くなった。今住んでいる部屋は、SANAAか?ってなるぐらいガラス張りで、巨大な窓とサッシ(アルミ製)があり、そのサッシがビシャビシャどころかプールになっていて、サッシの水をスポイトで吸って塗装用ミニバケツに入れてみたら20ccあった。結露水20ccである。これはちょっとということで対策することにした。

対策

窓ガラスについた水は気にしない。問題はサッシに溜まった水。求めるソリューションはその水を自動で片付けてくれることだ。

サッシ枠断熱テープと珪藻土ブロックで出来た。今季一番の冷え込み(最低気温:-2度)がこの前あって、結露水プールは出来たが、放置しても消える程度だったので結露に勝利したと言っていいと思う。合計で1万円超えたので加湿器並みだが、毎日の拭き取る手間が消えるなら、シーズンで1万円は安い。

f:id:qt_fb:20200208133855j:plain
サッシ枠断熱テープ(ブロンズ)と珪藻土ブロック。

サッシ枠断熱テープにうっすら結露している?してないときの5億倍マシ。

サッシ枠断熱テープ

後から分かったのだが、体感として結露水の発生源は窓ガラスよりアルミサッシの方が大きい。ガラスとアルミの熱伝導率の差を考えれば当然なのだが、アルミサッシそのものからかなりの結露水が発生していたのだ。軽く検索してみると、ガラス部とサッシ部で、7:3〜6:4程度の割合で熱が逃げているらしく、面積比で考えるとサッシを対策するのが良い、となる。

対策するなら水を吸い取る系ではなく、まず断熱したほうがいいということでサッシ枠断熱テープとなった。ニトムズから出ているこれを買ってひたすら貼りまくった。ここは面積的に少ないから良いだろうと思って貼らないところが結露プールになったりするので注意して。そして断熱にも効果があるので部屋が暖かく&涼しくなってハッピーである。

幅が40mmと16mmの2タイプ、色がホワイト、シルバー、ブロンズの3タイプある。サッシ枠の大きさと色を見て買って欲しい。

珪藻土ブロック

溜まった結露水を保持するなら珪藻土だろうと思って調べたら最近は対策を謳った製品(なのらぼ 珪藻土結露取りセット)が出ている。

これは窓ガラス貼り付け式で、うちの網入りガラスには使えないので、普通にsoilの珪藻土ブロックを買ってきた。メーカーの正式名称だとDRYING BLOCK。こちらはサイズがminiと普通とLargeの3種類あるんだけど*1、miniは小さくて保持できる水の量があまりにも少ないので普通以上のサイズがオススメだ。保持できる水の量は当然容積に比例すると思うのだが、容積がサイズによって結構違う。

ということで、アフィリエイトはLargeにしておく。量としてはサッシ枠の幅分必要だ。あとこれを結露取りに使うのはメーカー推奨の使い方ではないので注意。水を吸っている状態だと脆くなっている印象があるので取扱に注意して欲しい。

おわりに

断熱的にガラス面も色々したかったのだが、網入りガラスは基本何も貼り付けてはいけない。悲しい。網入りガラスじゃない人は色々やって共有して欲しい。あとアルミサッシは滅びるべき。国は早くサッシにアルミを使うことを禁止しろ。まぁそういう厳しい環境の中で結露に勝利できたので満足である。

*1:売店によってはSML表記