急須を買いに常滑へ3 やきもの散歩道編

ゆとベントカレンダー④

誘われて社会人サークルのバドミントンに行った。昔はこーいう知り合い全然いないのかなり緊張してたな〜と思いながら参加。仕事で積んだ社交スキルで、もうなんも緊張しない自分がメタ的に分かって内心笑った。

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やきもの散歩道に入った途端、駅にはいなかった人が現れて観光客らしき人がチラホラ出現。かなりどこから現れた???感あるが、東海地方らしい駐車場からの方が実質正規ルートというやつである。現れたと言ってもチラホラで、散歩道にある焼き物が置いてあるお店には大体デフォルトで人が客、店員ともにいなくて、のんびりと見て回れる。

散歩道、2にも書いたが雰囲気が面白くて散策したくなるエリアになっているのだが、その中でも飛び抜けて雰囲気のある隠れ家カフェがあった。

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お店の名はnuu。時間があればカフェ利用したかった……

このカフェ、入り口が2つあって、写真はそのどちらも撮った。素敵な道を建築によってさらに魅力を追加する作りで、アレグザンダーが提唱した建築のパターンランゲージの話を思い出す作りだ。

カフェの写真を撮って道を進むと坂に差し掛かる。土管坂である。地域の名主の館である廻船問屋瀧田家とセットでやきもの散歩道の中心を構成している。館の方も拝観して江戸時代の建物?良いわねぇと展示物と共にざっくり見て出る。まだ、これ!という急須を見つけていないので内心焦りつつ、しかしまだ時間は大丈夫だろうとそこそこじっくり展示を見てしまった。だって日本史の教科書に出てくる菱垣廻船とか樽廻船の廻船だよ?!高校生の頃にこればもっと日本史の点数上がってた気がする。まぁ好きだから学年トップを争ってたんですけど。

散歩道、実質山なのでとにかく坂が多い。登り切ると見晴らしの良い無料休憩所がある。座るのはタダという社会の間で暗黙に共有されたルールが存在*1する。東海地方の良いところである。

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これは土管坂ではない坂

土管坂から下っていくと登窯広場。ここの周辺は近代の常滑焼の歴史がそのまま残っている。かつて坂の土管を作った巨大な登窯を中心に構成されている。ここの展示工房館も小規模だがまた面白い。外にあるデカい瓷は戦時中に海軍から発注されたもの。このまま狸の顔を上に描きたい。

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展示工房館内部の説明もじっくり読みたかったが、そろそろ時間に焦りがあったので、撮影して次へ向かった
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登窯広場の無数のタイルで構成された壁。焼き物の街ですなぁというオブジェだ

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登窯自体も面白いので一見の価値あり

登窯広場の周辺から一気に焼き物を売るお店が増える。ここでようやく急須に出会うのだが、それは次回に回します。

↓続き
kuma.hateblo.jp

*1:都市部、リニューアルされた名古屋市のテレビ塔を囲む久屋大通公園でも、座りたい人全員分を賄えそうな量のベンチが設置されている