名もない仕事

一昔前に「名もない家事」というワードが流行ったことがあるが、仕事においてもあるよなーと思った。てか一回これテーマでブログ書いてると思ってざっと見たけど見つからなかったので書いてみよう。

仕事をタスクに分解していくと、これはジョブディスクリプションにないよなぁなんてタスクが発生することはしょっちゅうあり、日本の会社だったらそれは総務に吸収されていると思う。最近読んだ経済学者による記事で「市場の効用を最大化するには社会に非市場的存在が不可欠」という文言があり、「名もない仕事」そのものじゃんと思った。

名もない仕事ってなにかって言ったら、一番よくあるのは、共用のハサミをしまうこと。共用物品を放置しておくと、割れ窓理論的にあらゆる文房具、工具が散らかる場所になっていき、大変不便になる。

過去、何度も自分が職場環境を守る立場になってしまい、ついでにやってあげてたのに、自分が片付けて作ったスペースを使用後に他の人がずっと物を置き続けて占有しはじめた時は、さすがに頭に来た。そういうストレスが積み重なって学部で所属してた研究室の大学院行くのやめたりしてた。感謝されても、感謝する前に直して、としか思わなかったし。

片付けない側の人は日本や海外でアカポス手に入れたり、起業して大手企業や有名ブランドとコラボしたりするくらい成功しているので、熊生の正解としては、片付けずに研究に集中しなさいってことだが、片付いてないのがシンプルにストレスでそれは生まれつきだから不可能な正解。

戻しやすくなる仕組みで解決しようと思ったこともあるが、よくよく考えたら、これは共用物品を戻せない人がまず最初に考えるべきじゃん。

電子的なファイル整理とかWikiやドキュメント管理なんかも、まぁ名前はあるが、名もない仕事寄りのタスクだ。

名もない仕事をし続けると、ママ感が出てくる。自律して生活ができない人たちを預かる職場のママである。たまに自虐で仕事でママしているというとわたしもって言われたりする。

まぁ名もない仕事ってよりはPMじゃん?って思う事例もたくさんあるが、PMって名も無い仕事ばっかじゃね?


まぁ家庭のPMがママっていうのはあるしね。不本意な職場のママたちよ、みんなおつかれ。

客はリーンを学んでちゃんと価値を産むタスクをこなせ。