味噌カツがキャズムを超えた

先日「とんかつ和幸」に行ってきた。メニューを見ると味噌だれが存在していた。

和幸のPDFメニューに大根おろしと同格で存在する味噌だれ。しかし画質悪すぎる

https://wako-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/35isetankaikan.pdf より

和幸といえば、オーセンティックなザとんかつと思ってたので、味噌カツとは距離をおいているんだろうと思っていた。しかし、これがあれば和幸のすべてのメニューを味噌カツにできてしまう……!

和幸にトッピングとして定番化しているなら、これはつまり名古屋めしであった味噌カツが、日本料理の枠に入ったのではないか?キャズム理論で考えると名古屋人というアーリーアダプターを超えて、日本人というメインストリームに受け入れられたということである。

インターネット上の情報を総合して時系列を整理するとこんな感じ。

  1. 2010年代のどこかで名古屋店で販売されていた味噌カツが存在
  2. 2018年には裏メニューとして味噌だれが販売開始
  3. 2021年には公式メニューになっていた

とんかつ和幸裏メニュー「味噌だれ」 | 裏メニュー.com

名古屋めしが日本料理になった瞬間を目撃できた気がする。iPhoneがキャズムを超えた瞬間並に感慨深い。しかし和幸には味噌カツを求めてなかったのでまだ食べてないんだけどね。