【緊急寄稿】今どきのロボット掃除機を買ったら良かった

ロボット掃除機について複数件相談に乗ったので緊急寄稿。

今まで拭き掃除専用のブラーバを使ってた。いわゆるバキューム型のロボット掃除機はデカくて導入しようにもしようがなかったから負の選択としてブラーバだったんだね。

僕の部屋は結構家具が多い家で、それをなんとか東京の一人暮らし向け狭小住宅にまとめてるもんだから、友達からはキッチンなんかはコクピットみたいと言われるくらいスペース効率を重視してる。だから人があまり意識せずに通れる幅を通路にすると、通常サイズのロボット掃除機だと通れないことが多かった。

で、ブラーバ並に小さい掃除機「K10+」がスイッチボットから発売され、選択肢なく買ったんだけど、これが良かった。小さいこと以外は今ミドルレンジくらいに求められる機能すべて付いていて快適に使えている。

ゴミ収集ステーションを棚の下に入れ込むこともできるくらいコンパクト

ブラーバとの最大の違い、毎日使える

ブラーバにクイックルワイパーをつけて使ったのだけど、毎回取り替えるのがめんどくさいのだ。結局、週1くらいでしか使っていなかった。床がなんか埃っぽいなぁ、と思ってもやる気がないと起動出来ない。K10+だとボタンひとつで動き出して掃除をしてくれる。ホコリっぽいなと思ったら即押しである。夏はサンダル履きで外の汚れを持ち込みやすいけども、K10+だと毎日掃除してもボタンを押すだけ。本当に気軽に使っている。

洗濯乾燥機の乾燥機能を使って洗濯物をベッドの上に持ってきて畳む時、ホコリが出る。そんな時はアプリからK10+起動して吸ってもらっている。ベッドの上からホコリを床に払い落としてK10+に吸ってもらう寸法。

問題なく掃除を終わることができる基本性能

ボタンを押したら問題なく終了できる、というのは基本性能の高さを示している。部屋の地図マッピング機能、進入禁止エリアの設定、障害物回避、ルート選択などが優秀。

ロボット掃除機というのは、引っかかったり段差を落ちたりして止まるものなのだが、ロボット側の動作の修正と家側での修正がどこまで大きいかは、性能差として現れる。その点K10+は簡単な対策で対応可能だった。ブラーバだと吸い込まなかったUSBケーブルは、床に垂れないようにフックを追加することで対応した。ちなみに延長コードとかの電源ケーブルくらい太いと吸い込まない。

マッピング良い

ブラーバはマッピングがないものを使っていたので、しばしば拭き残しが発生していた。K10+ではマッピングが優秀で掃き残しが存在しないし、マップ上での移動記録も残るので、家具の移動等で掃除出来ないエリアが出来ても事後確認が可能なのだ。

黄色い部屋は廊下兼キッチン。その他はL字のワンルームで、右手の進入禁止エリアはベランダ

掃除パターンも明確で掃除中に蹴りにくいのも良いポイント。マッピングした部屋は自動で分割され、分割したエリアの輪郭をまずなぞってから、真ん中のゾーンを縦か横にパターンで移動していくという人間っぽい動きになっている。だから、予測が簡単。

掃除するエリアの順番も指定出来る。家事って一旦しだすとまとめてやる方なので、寝室ゾーンの掃除をさせている間にキッチンゾーンで流しを片付けたりその奥にある洗濯機を回したり、みたいな場所の交代制?的なことが出来てすごく助かる。

エリア指定掃除もまた良い機能。料理をするとキッチンの汚れって不可避。料理後にキッチンのみ掃除させたりする。これは今までマキタで吸ってたんだけど、ロボット掃除機でやれるならやらせるとめちゃくちゃ楽だった。

アプリからの掃除だと、家を出ていく時に動かしたりもする。音は結構するから自分が部屋にいない間にしてもらう方が良い。帰ってきた時の床が気持ち良いので最高。

欠点としては部屋の分割を手動で変えたりできるんだけど、勝手に変わることが多く微妙。そこは手動でやらない方が良い。進入禁止エリアは自動で変わることないので、問題なし。

メンテナンスなど

K10+はゴミ収集ステーションなしモデルが存在しないので、不可避で付属のモデルを買った。去年の7月に届いて、今年の4月現在、実はまだゴミ収集ステーションの紙パックを交換していない。ズボラなのではなく単純にたまりきってないのだ。

ブラシの引っかかりとかゴミのケースがカラカラするとかでブラシやケースを掃除したりしたけど、それも今のところまだ一回しかない。ブラシ類は消耗品扱いで、アプリからそろそろ利用期限よ〜とか言われるんだけど、全然消耗してなくて、長すぎる糸が引っかかっているのを外してあげるくらいで良い状態。うちがきれいなのか?

ブラーバとクイックルワイパー運用との比較だと毎回捨てる必要あるから手が汚れるので、それが無くなったのはかなり大きい。

拭き掃除

K10+はクイックルワイパーをつけて拭き掃除も実はできる。専用の使い捨てワイパーがあり、買ったときにたくさんついてきたので、あまりにも使わないので適当に他の掃除に転用している。専用のワイパーでもクイックルワイパーでもよく外れるのでブラーバよりも使いにくい。また、バキュームのときと違って使いたいときに本体のボタンを押したり、アプリから起動ボタンを押したりするのではなく、いきなり本体をひっくり返す動作から始めるのがすごく違和感がある。やはりなんちゃってというかおまけ機能なのである。

で、どう?

ここ数年で最高の買い物。便利になりQOLが向上した。この3月まで毎日終電で帰って来るような仕事をしていたんだけど、K10+のお陰で床が気持ちの良い状態が保たれた。本当にありがたい。

ロボット掃除機買いたい人へのアドバイス

小型が欲しいならSwitchbot K10+一択。

通常サイズで良い場合、ルンバのiRobotはちょっと価格性能比で高めになりつつあり、ざっと見たところANKERやECOVACS、Switchbotあたりがフルラインナップで価格性能比的に良さげな大手メーカーになりつつあり、Xiaomiが価格破壊を仕掛けてるって印象がある。

XiaomiのS10は25000円でマッピング機能付き。マッピング機能はミドルレンジの機能で、今は大体4万円からの印象なのでだいぶ安い。ここが今後の基準ぽい。

戸建てでマッピングがどのように使えるかは要チェックらしい。うちはマンションのワンルームなのであとは各自よろしく。