発電所を逆に使う

以前から再生可能エネルギーに関する話題を追っている時、常に頭の中に疑問があった。いわゆる再生可能エネルギーの利用するものというのは地球環境そのもので、実は地球環境に与える影響は化石燃料より上なんじゃないかということ。例えば風力は風を利用するけど、風車によって風を防ぐ分、その周りの風況を変えてしまう。単独ではいいのかもしれないが、これが面的に存在することである地域の風況が変わってしまい、台風とか竜巻が起こる可能性を増大させたりしないのか。普通に考えれば、風を弱めるだけなので、そういうことは起きないと思うけど、バランスが変わるのは確かだと思う。潮力も似た問題を起こすし、地熱は実際地震を増加させるらしい。で、まぁそこまで影響を与えられるとしたら、逆の可能性を思いついて、つまり各発電所群を発電だけじゃなくアクチュエータにもすることで、気候を調整する地球環境工学が実現するんじゃないか、とか妄想している。
風力と潮力に関しては直接タービンを回すらしいので、逆にタービンに電気をかけてモータにしてしまい、風とか潮の流れをコントロールする。原理的には出来るけど、発電機に最適化されていてなかなか出来なさそう。地熱も逆に利用することで地震を抑制することが出来たりしないかなぁ。逆に地震を起こすことで大規模な地震の可能性を減らしたりとか出来ませんかね。そんな単純じゃないよね。
そもそも発電所というのは、まずは発電に使われるもんなので発電コストがある程度安価にならん限りはこれ実現しないっていう。それでも30年後くらいに実際に環境に影響を与えるレベルで発電所が存在したらハッキングしてこの実験してみたい。