新聞を取り始めた

報道の1次ソースたる新聞を買わないといけないなと思って新聞を取り始めた。一時期ある種の「ネットで真実」の信奉者で、記者以外が発信できる時代に新聞って古いよねって感覚だったのだけど、ネットが当たり前になってみて分かったのは新聞社・通信社以上の調査能力を持つ機関はないということだった。一方で新聞社のシンプルな代替としてのBuzzFeed Japanに期待しかけたんだけど、そちらもまた質・量の面で新聞社に勝てないじゃん*1とわかった。結局ある話題、今ホットな例だとそれこそ森友問題みたいなものを追いかけるのに、新聞が今でもベストな手段なのは変わらない。そんなわけでまぁ諦めて新聞を取ることにした。

思想信条的理由により、朝日か毎日なんだけど、どちらもあまりアプリの出来が良くないが、朝日の方がマシだったので朝日の試読に申し込んだら、毎日が先日リニューアルしてきて、アプリの出来はマシになったりした。アプリに関しては実はfladdict氏が関わってるだけあって、日経がベストなんだけど、思想信条的にNGなので……。リニューアルしても毎日のアプリはあまり良くなくて、ニュースアプリで最も重要なのはタブをカテゴリで分けてヘッドラインを出すという機能だと思うのだが、その基本機能がキチンと出来ていない致命的なアホさで、一番重要な左下タブに謎機能をあてている。これは朝日もそうで、一番重要な左下タブのホームが、極めて雑多な画面構成な上に少しスクロールすると滅多に更新されないリンク集になっており、どんなアホがこれを作ったのか……となる。スマートニュースに代表されるネットベースのニュースアプリの洗練を見習って欲しい。

さて朝日の試読、物理ペーパーを配達してもらったんだけど、ひたすら邪魔。一覧性は極めて高いが、インタフェースは主にそのデカさで良好とは言えず、ページめくりがしづらく、読みづらい。自発光しないから照明をかなり気にする必要があり、読み終わってもかさばり、ポータビリティに欠ける。紙の新聞のUIはイマイチであった。

一方でチラシは1枚なので大きくてもその一覧性の高さだけが発揮されて素晴らしいメディアだった。読み終わったらやはり邪魔だけど。

朝日の記事自体はさすがなクオリティだし、切り口も多様、読者の意見の出し方も面白いし、土曜版、日曜版の作りもよく、かつて強すぎるほどあった典型的な戦後左翼感も薄まっていたのでOKだった。

紙のUIがイマイチならアプリになるわけだけど、やはり出来が悪い。悪いのだが紙面ビューアーという新聞紙面をアプリで読むモードを使うと、アプリのイマイチさと紙のイマイチさを同時にひっくり返すウルトラCがあった。紙面ビューアーで読む新聞、めっちゃ読みやすいんだ。拡大縮小が自在だし、新聞のエディトリアルデザインによる編集意図が読みやすく、カラー写真もiPhoneXのディスプレイで美しく輝いている。タップすると、同記事のテキスト版(ほぼウェブ上の見た目と同じ)が出てくるんだけど、そこでゴソッと落ちる情報量に愕然としてした。とまぁ、情報量と見やすさのバランスとして、紙面ビューアーがベストなのがわかったのでデジタル版を契約した。

しかしこのデジタル版、高い。月3800円。年45600円。水道料金よりも高い。携帯通信料よりも高い。まぁ日経よりは安いんだけど、謎の優待サービス(食べログクックパッド、ジョルテ、乗換案内、zaimのうちの3つの有料会員コースがタダになる)をやめろって言いたい。あとこの値段取るならアプリのiPhoneX対応をしろ、発売してから何ヶ月経つと思ってるんだ。

*1:キャンペーン記事にしても新聞社の方が圧倒的に強い

台所の照明をLED化したらQOL上がった

賃貸の台所、備え付けの短い直管型蛍光灯がついてることが多いと思う。蛍光灯だと①「点灯までにタイムラグ」と②「チラつく」という欠点があって、LED化してみたら2点ともも解決して、一瞬で明かりが最高の状態で点くようになり、QOLが上がった。

変えてみて分かったのは、点灯までのタイムラグがとてつもなくストレスだった、ということ。すぐに点かなくてイラつくから点けたほうが良い時も明かりを点けずに済ますことが多かったんだって交換後に気付いた。

今回、交換したのはアイリスオーヤマのやつで、「グロースターター式」の蛍光灯と交換出来る。オススメなのだけど、くれぐれも使えることを確認してからの購入を。選ぶポイントは、

  1. 方式が合ってること
  2. 長さ
  3. 好みの色(昼白色か昼光色、キッチンなら昼白色がおすすめ)

という感じ。

最近、台所に立つことが多く、地味にストレスだなと思ってたのが解決できて良かった。

大晦日

ダルい記事がずっと上にあるのもまずいんではと思ったんでなんか書いとく。最近さらに書くことが減ったのは、熊生に新鮮さが薄れたのと、Twitterだろう。どっちもここ数年言ってたことじゃんなのだが、それぞれ少しづつ変わりつつあって、後者を先に書くと、やはりTwitterで長文を書くことをみなが躊躇しなくなったという使い方のカルチャーの変化と今年後半に強化されたスレッド化のアーキテクチャの変化の2つの変化があり、やはり2014年ごろとは違う、と思う。

前者については、最近復活した勝間和代を使って説明すると、氏がついこの前出した『超ロジカル家事』で最初の方で「仕事のやり方を家事にも取り入れる」って言ってて、つまりパット見違うやつも同じ強いメソッド*1で攻略可能みたいな話があり、それは仕事や家事以外のあらゆる分野にも当てはまったりするわけだ。そうなってくるとやってることは確かに違うけど、メタに見れば同じ、ということを繰り返してて、その先が見えるところではある。

筋トレが一部界隈で流行るのは、そういう脳を使うと同じやり方になる、というところを運動というやり方で回避している部分もあるんじゃないかな。お風呂とかもそう。薬やアルコールに頼らずに新しくてリラックスできたり適度に緊張をもたせたりできる身体感覚が大事ということかもしれない。なんかだんだん禅じみてきたな……ジョブズか。

ここまで書いてきて思い浮かんだのは「感覚の開拓」って言葉で、色々ペンディングしている新作とかも結構この言葉でまとめられるなぁって思えたので、来年や来年度ぐらいは少しそれを柱に出来るか意識してみようかな。

*1:エビデンスがあったり、その分野で勝ち残ってたりするやつ、トヨタ生産方式とかね

ダルい日々が1-2ヶ月続く

一年に一回か二回程度、ダルさが1-2ヶ月間続くことがあって、今まさにそれ。年々期間が長くなってる気がする。今回は旅行に行って帰ってきたら長引く風邪を引いてしまい、そこからもうよくわからない。天候も温度の乱高下を繰り返してるし、他者のせいにしたいところだ。無理になんかしようとすると疲れるんだけど、こういう時に友人たちの進捗が目に入って焦ってしまい、今なにが出来るわけでもないのに余計に疲れる。体調悪くなるまえに色々片付けとくんだったなー。