ゆとベントカレンダー③
相変わらず客先の仕切りが下手だなぁと思いつつ、すでに指摘したことあるのでまたすると角が立つから放置して、懇親会の酒を飲んだ。プレミアムと書いてある瓶をプレモルと思って飲んだら不味いノンアルビールだった。
このシリーズはスマホで書いてるんだけど、1000文字くらいまでは行ける。しかし、それ以上になると適当に書いて推敲しまくるタイプなので厳しいね。本日はようやく常滑の話。
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休日の昼下がりに名鉄常滑駅に着いた。世界的陶磁器産地で名古屋からも遠くないので観光客に溢れてるやろと思っていたのだが、駅で降りた人数が10人くらい。地図をもらうために観光案内所に行ったら客は誰もおらず、手厚い歓迎を受けて、マンツーマンでめちゃくちゃ説明して貰えた。
急須を買いに来たと正直に言うと、やきもの散歩道という観光ルートを回ってから陶磁器会館と常滑焼急須館らへんに行きなさいとアドバイスを受ける。散歩道には個人作の良いヤツあるのよと言われたのだが、この時点では個性とか求めてないし別に量産品?とかの普通の赤いヤツで良いんだけど……と思っていたが、観光案内所の人の方が正解だった。
とこにゃんも見ていって!と言われたがこちらは行かず。観光案内所には急須も一点だけめちゃ高のが置いてあって人間国宝のヤツだったと思うのだが、さすがだなと思えるクオリティであー急須の町て感想だ。
駅出てすぐの大通りの坂を登り、町の中心の山、いかにも城がありそうな小山に向かう。それがやきもの散歩道である。散歩道のスタートでありゴールである陶磁器会館が坂上にあり、そこに向かう坂の法面には常滑焼の様々な招き猫が等間隔に埋め込まれている。この招き猫たちがまたモダンなものからキッチュなものまであって混沌としており、産地の懐の深さを見せつけてくる。
散歩道に入ると窯から煙が立ち上り、建物がひしめき合っている。道と建物と敷地が溶け込んでどこが窯でお店で民家で私道なのか行動なのかはたまた庭の道なのかもう分からない。生活の香りもしつつ観光地ぽさもありビジネスの場の感覚もある。そして空いたスペースには常滑焼の赤い土管や焼き物が置かれているのだ。
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