ローソンのパッケージリニューアルが消費者を不安にさせるのはたぶん8年ぶり2度目

2020年、ローソンのPBのパッケージがリニューアルし、商品の見分けが付きにくくなって問題化していますが、実はローソン8年前にも似た問題を起こしてます。

2012年 スイーツから値段表記を消す

2012年の時はスイーツ限定で、値段がパッケージに書いてあるとちょっとしたもてなし的シチュエーションに向かない(上記note記事で最所あさみ氏が指摘されている狙いそのもの)ということで音符に代替。音符の読み方が店頭ポップにあるわけでもなく、理解していた人は少なかったのでは。2020年現在、スイーツのパッケージ(最所氏の記事にまさに出てますね)には値段が表記されています。

コンビニの棚って入れ替えが激しく値札が存在しない、値札の場所と商品の場所が一致しないということは頻発しているので、値段の表記がパッケージにないとそれがいくらなのかわからず、安心して買い物ができなくなることくらい普通想像付きそうなんですがどうしてこんなことになったんでしょうかね……。

2020年 パッケージ同士の区別が付きにくくなるリニューアル

そして8年後、ジャンルごととかではなくほぼ一気に全てのパッケージがリニューアル。

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棚に高さ目一杯商品を入れることに配慮なし & 値札の位置のズレが分かる

ローソンの具付き冷凍麺、好きでよく買ってたんですが、PBリニューアル後商品同士の区別ができなくなって買うのをやめて近所のスーパーで冷食買うように。カレーうどんか鍋焼きうどんなのか分からん!てなるわけですよ。視認性低下による間違えた商品を買った時のがっかり感&見分けるために注意し気持ちよく買い物できない体験と、すぐ捨てるオシャなパッケージがもたらすブランドへの高揚感、どちらを重視するべきかは明白だと思うのですが……。

パッケージの変更で消費者を不安にさせるマチの“ほっと”ステーション

『目指すは、マチの“ほっと”ステーション』というビジョンを掲げて起きながら、消費者がお店でほっと出来ない状況をパッケージデザインの変更によって作り出すのを繰り返す、それも拡大して繰り返すローソンは、なにがしかの根本的な問題を抱えてるんでしょうね。